久しぶりに続きを書きます♪
このお話の始めの頃は、思いついたことをポンポン書いていたのですが、そのうち、
「こんなにも動きや方向が目まぐるしく変化していくのに、不思議な統一感があるなあ・・・」と感じるようになりました。
前向きの反時計回りにポジションを変えていくことに、そのヒントが隠されているのかも?
見る者と対峙しつつ、まるで渦の中に引き込んでいくみたい・・・?
そんなわけで、回転方向に注目して演技をまとめているところだったのでした♪
(滑走の方向と身体の回転方向を一緒にしてしまって申し訳ないのですが・・・)
♪ You can turn me on with just a touch, baby の「 baby 」
(今回も発音を片仮名表記します♪)
この少し前にある「maybe 」もですが(韻を踏んでいる方です)、
「エィ」の部分に強勢を置くというより、「エ」と「イ」を明確に分離して発音しているように聞こえます。
メロディは、「イ」の方が高い音ですね。
上からドーンと落とすような、聞き慣れた「 maybe ⤵️」「 baby⤵️ 」ではなくて、耳に印象深く残る気がします。
表現したり見せ方を考えたりする甲斐がある部分なのかもしれませんね!?
せっかくですので、少し戻って「 you can show me how to love, maybe 」の「 maybe 」のところも見てみましょう♪
(地上波では腰から上の動きしか見えないのですが、分かる範囲で・・・)
may⤴️be
羽生選手にとっての後方・下向きに引いていた左肩を上げる!
右肩を下げる!
両肩を上げて、両手を髪に触れる!
右肩を上げる・左肩を下げる!
・・・文字で書くと、わけが分からなくなってしまいました。
波が寄せては返すようで、逡巡しているかのような感じなのですが・・・
ba⤴️by
右手で首に触れる!
身体が、まるで風に吹かれるというか流されるかのように右後方へ傾く!
それに抗うかのように、身体を右前方に出す!
右手を首から離す!
右肘が特に印象的ですが、あらゆる関節が回ってる!多分!
こちらも、文字で書くとわけが分からなくなってしまいました・・・
かなり異なる動きですが、両方とも、湿度高めの雰囲気で、なんだかいい感じだなあ〜
それから、どちらも表情の隠し方が絶妙です!
(「 baby 」の方についてですが・・・その後、表情がよく見えるようになった時に印象的だったのが、ほぼ閉じられた羽生選手の瞳が、微かに照明の光を反射していることでした!以前も記したのですが、これ、計算だったら凄いなあ・・・)
♪ Sin City's cold and empty
この辺りからプレコーラス♪
本格的に滑走です♪
RFOで滑っていく後姿が、何と美しいことでしょう!
他の角度から見ても素敵だろうと思うのですが、地上波のこのアングルに感謝!
「華やかなはずの街も、冷たく空虚なものに感じられる」と全身で歌っているのがよく分かります!後姿で語ってる!!
プログラム中の人物の心情が解き放たれたように見えます!
おそらくですが、ここから後は、特に「ショーのオープニングとしての文法」に則って振付することが求められる部分なのではないかと思われます。
演者が観客席の近くを滑り、分かりやすい見せ場を作り、指定のルートを通って入退場口に戻る。それらに許される時間は何拍間・・・などの約束があるのだろうなと思いました。
もしもそうだとしたら、これまでのダンスシーンと、ここからの「文法」に則った滑走シーンの間に、心情的な因果関係が想像できるのがすごいなあ♪
ところで、ここ、珍しく時計回りになっています?
RFOで滑る方向が時計回り♪
RFO・RBI (3・・・違っていたらすみません!)、身体の回転方向もターンの後の滑走も時計回り♪
その後も、時計回りの大きめの弧が2つ♪
「 Sin City's 〜 empty 」のあたり全体で、おおまかに言えば時計回りの円を1つ描いたように見えます。
場面の転換を印象づけようとしたのかな?
それから、やはりスリーターンは全てフォアアウトなのでしょうか?(ここもですよね?)
わーい!ファンサービス!?・・・ではないかもしれませんが、難易度高めの足元で見る者に迫ってきてくれるように感じられて、何だか嬉しいです。
プログラム中の人物の心情表現としても、抑えていた気持ちを外に向かって解き放つように見えるのが素敵だと思いました♪
(今回はここまでです♪)