まとまりのない書き方になると思いますが、よろしければ・・・
競技プロの感想には書かないことも記していますが、ご容赦頂けるとありがたいです。
☆静止するところが素敵な場面その2!
前回、「イントロにメロディラインin、照明がおそらく初めて羽生選手全体を明るく照らすところでガッと静止するのが、すごくカッコイイ!」というお話をしましたが・・・
ここも好きです!
「 withdrawals 」の後、ランジから身体を起こして、左足のトウと右足アウトエッジでスッと立つところ!
(ボーカルの息遣いの表現なのか、あるいはビートの表現なのか、腕が動いているので完全に「静止」とは言えないのですが・・・)
観客を煽りまくる動きの中に、小鳥が水辺で遊ぶかのような美しいフォルムを放り込まれたので、息を呑みました。
綺麗だなあ・・・
☆観客を煽りまくっていると思ったら美しさに息を呑んだ場面その2!
プレコーラス開始で大きな弧を描いて滑り始めると思うのですが・・・
(「 I look around and / Sin City's cold and empty 〜 )
空を仰いでRFOで滑り出すところ、後ろ姿なんですが、めちゃくちゃ美しくないですか?
(地上波です)
その後のスリーターンの瞬間がまた、氷上にできた影も含めて、とても綺麗です!
イントロとヴァースの振付は、ビートや細かい発音の表現を大事にしたのかな?
ショーのオープニングとして、まず観客側から演者に向かって、一斉に視線や意識を集中させる意図もあるのでしょうか?
それに対して、プレコーラスとコーラスの部分は、音が変化したことを表現するのと同時に、
今度は演者側から観客の方へ向かって行くよー!
という感じで振付がなされたのかな・・・?などと思いました。
もしもこのような想像が妥当であるならば、大きなカーブを描いて滑り出す時のこの美しいフォルムによって、変化がより強く印象付けられる気がします!
(いや、何にせよ、とにかく心洗われるくらいに綺麗です・・・)
そうそう、画面で見ていると、このスリーターンあたりで、ライティングの色が少し変わるように感じられました。
それまでは(ヴァースの部分では)、赤みを帯びた深い青に見えましたが、プレコーラスの部分では、赤が淡くなったような?
あるいは、黄色が入ったのかも・・・?
この後の場面の躍動感を予感させるかもしれませんね。
☆ライティングといえば
照明の下の羽生選手を見ると、光の反射の具合によって、黒にもいろいろあるのだなあ・・・と実感できます!
衣装の上衣部分とパンツ部分の素材が違うことが分かりやすいですね。
ロックの魂の色である黒ですが、ほかにもグローブ・スケート靴・ブレード・髪と、様々な黒が味わえて楽しいです。
ショーで Let Me Entertain You の衣装を身につけてくれたことに感謝。
本当にいろいろと entertain されています!
あっ、光の反射の具合といえば、ちょっと変なことを書いてもいいですか・・・?
プレコーラスで大きく滑り始める直前(「baby」の歌声が消えるあたりで右腕を伸ばすところ)、ほとんど閉じられた羽生選手の瞳が、微かに光を反射していて、とても綺麗だったのですが・・・
・・・ここまで計算して振付したとしたら凄すぎませんか羽生選手!!??
☆演者としての「死角」が最小限
イントロとヴァースのところですが、ある方向を正面にして演技している時も、身体全体がその方向に正対していることが少ないですよね。
羽生選手の身体の右側を前に出すように、あるいは左側を後方に引くように演技していることが多い気がします♪
画面を通して見る限りではありますが(地上波ではカッコよく見える角度等の映像を選んでつないであると思われるので、様々な方向から見られることに対する工夫を推し量るのが難しいのですが・・・)、
どの方向の観客に対しても、演者が「閉じている」という印象を与えなくて嬉しいな。
もちろん、先に記したように、後ろ姿が非常に美しい瞬間があることなども、演者としての「死角」を減らしていると思います。
わーい、全方向カッコイイ!
(まだ続くかもしれません・・・)