テレビ東京スポーツさん「継承プロジェクトって何!?」を拝見しました!
初心者ざっくり感想で、町田樹さんが既に他の場で述べられていることがあっても知らずに記してしまうかもしれませんが、よろしければ・・・
まず、町田さんのお仕事の軸とは関係のない感想を、少しだけお許し下さいね。
久し振りに町田さんのスケートを見ました。
綺麗だった。とても。
ターンの瞬間、ストールが翻る瞬間、様々なものがよみがえりました。
(でも、これは、今この場で深入りしてはならない感慨なのでしょう)
さて、町田さんと田中刑事選手のユニゾンが素晴らしく、まるでペアの練習風景のようでした!
そのように感じさせるほど、非常に厳密に型を「継承」していくのだなあ・・・と思いました。
町田さんの「継ぐ者」を観た時、
「継承」について、人間の心の遣り取りから原子分子の遣り取りレベルまで、森羅万象古今東西、観る側があらゆるものを想起してくれて OK!
という懐の深さを感じました。
今回の「継承プロジェクト」は、システム的な事柄を徹底しているであろう中にも、そのような懐の深さを相変わらず感じさせてくれる気がしました。
町田さんの中の
「パリの男」を体現してくれそうなスケーターは誰かって思った時に、田中刑事さん以外に思い当たらなかった(※)
ということと、
田中刑事の Je te veux を演じてほしい(※)
が両立するのですね。
(※)は、動画の中の町田さんの言葉の書き起こしです。
「どのようなプログラムである」という堅い枠があり、
「いつ・どこで・どのように・どうする」が厳密に定められているけれど、
それらを的確に実施することを通してスケーターの個性が溢れてくることは喜ばしい・・・ということでしょうか?
あくまでも素人のざっくりイメージですが、ちょっとコンパルソリーダンスに通じる趣があるんですかね・・・??
そのような勝手な解釈からさらに想像を広げてしまって申し訳ないのですが、
例えばホールドして踊る場面、厳密な「継承」が行われたとしても、町田さんの演技と刑事さんの演技とでは、おそらく伝わってくるものが違うのだろうな・・・と思います。
そうそう、ショープログラムは演者の意向だけでは成立しないと思われますが(Je te veux の場合は、トルソーの扱いや照明などに関して演者だけで決められるのかな・・・?)、
そのような部分の「継承」ってどうなるんだろう?
というところも気になります!
厳密さと懐の深さを、どこで線引きするのかな?(どのように共存させるのかな?)
楽しみです♪