WTTが安全に運営されますように。

選手関係者の皆様が試合後も健康に過ごせるよう願います!

 

 

スポーツイベントやスポーツそのものについて、根本から問い直されているようなこのご時世。

選手関係者の方々も、見る側も、競技の意味をそれぞれに新しく考える必要があるのかもしれないですね・・・ そのような価値観の変化にともなって、アスリートに対するケアも課題になる・・・

WTTを見ていて、改めてそのように感じました。

 

 

日本チームの応援グッズ、お祭り大会の新しい形を提案してくれるようで素敵だと思いました。

声を出せない、密を避ける、他のチームのキスクラや応援席への乱入なし、ブブゼラもカウベルもなし(これはWTTではなくオリンピック団体戦ですが)・・・そんな時代でも、人の心を感じ合う方法はあると示してくれたと思います。

 

 

 

さて、りくりゅう世界選手権SPの好きなところをWTTペアSPまでにまとめられるかチャレンジの続きです♪

これまで以上にざっくり感想になってしまうと思いますが、よろしければ・・・

 

 

♪ Hallelujah × 4 (その中の2つ目以降)

 

女性のポジションが美しい・・・

吐息のような歌い方の「ハレルヤ(2回目)」で、ふんわりと時計回り。女性がピシッと端正に決めているところを、男性がゆったりと見せていきます。

 

ピアノの音がよく聞こえるところで女性の右手と男性の左手が離れ、反時計回り。3回目の「ハレルヤ」で女性ポジションチェンジ、ブレードをつかむ。男性の左手が「みんな見て!」という感じになります。

 

歌声が3回目の「ハレルヤ」を終える頃に男女の手が再び出会い、キャリーへ。女性ポジションチェンジ。

 

最後の「ハレルヤ」、なんだこれすごい・・・

囁くようでありながら伸びやかなボーカルを表現しているのは、男性の滑りなのでしょうか。

ランジ?ニースライド?のための準備も、歌詞を歌っているみたいです。

その調子のままに半回転できるのが意味わからんです・・・リフトを下ろしながらですよ!

地上に帰ってくる女性の動き(地上に女性を帰す男性の動き)が、ピアノの音あるいはリズムの表現なのかな?

男性が体勢を変えても、ずっと女性が美しい形を描いています。そして音に合わせてキャッチ、サマーソルトっぽい回転(?)を経て、女性が地上の人となります。

歌詞の「ハレルヤ」の最後で男女が手を取り合って滑り、速さを増して次の場面へ。

 

ここ、「要素と、その入りと出」ではなく、「ハレルヤという技」でいいかも!?

何らかの聖なるものに捧げる舞踏みたいな感じで・・・

 

 

この後はかなり駆け足で書きます!

 

 

♪ 次の「ハレルヤ」連呼( 2回 )

 

ストリングスが入り、歌声も力強くなります。

再びジャッジの目の前で凄いことをする2人!

男性の脚の下を滑って女性がお姫様抱っこをされるわけですが・・・それ以前に、そもそもなぜ瞬時にこの体勢から手をつなげるのでしょう?そこからして謎です。

女性がキャッチされるところが、磁石で引き合うようで素敵です。

男性はまた時計回りに滑り、女性は指先まで美しい。どうなってるんでしょうね?

ダンスリフト終了!スロールッツを投げる(踏み切る)!回転!着氷!全てのタイミングが好きです。

ジャンプの後は女性がぴょんっ♪新たな場面へ。

ボーカルが残っているうちにソロスピンに入るのが好き。

 

 

 

♪コンビネーションスピン〜ステップシークエンス

 

ソロスピンめちゃんこ綺麗!!

少し残る歌声とともに、右バックアウト。キャメル。だんだんストリングスとピアノがよく聞こえるようになります。

曲調が強さを増す頃に足替え。左バックイン。シットからアップライトへ。演奏がエモーショナルになるにつれて回転速度が上がり、最後にフリーフットを下ろして、さらにくるんくるん。

 

そこで一旦感情を燃やして、2人が再び出会い、穏やかに語り始めるかのような雰囲気の変化。

 

キリアン的ホールドとハンドインハンドを繰り返すところがありますが、その2回目。

ジャッジに向かって LFI・LBO( Br )?、晴れやかにオリャッと斜めっている2人がたまりません♪

その後も、2人でぎゅーんと弧を描いたり、ぴょんっと歩みを進めたり(語彙力というか知識が危うくてすみません・・・)、プログラム中の人物たちが「2人で進んで行く!」という感じだと思いました。

 

ひょいっとリフトからのステップシークエンス。

手と手を離しても、プログラム中の2人は共に進んで行くのです!

 

このプログラム中で、最も音楽が強く訴えてくるところです。

K.D.ラングの「 Hallelujah 」を使うスケーター(振付師や指導陣)は、この「ハーーーーーーーレルヤ、ハレルーーーヤーーー♪」の部分を使用するなら、どのように表現するかが特に腕の見せどころなのかもしれませんね!

 

りくりゅうの場合は、歌声の力強くかつ滑らかなところはスケーティングで、楽器の音やリズムは、ターンや足替えのタイミングで表現されているのかな・・・?

フィギュアスケート全カテゴリーについてよく分からないくせに適当なことを言って申し訳ないのですが、 始めの部分は、まるでアイスダンスFDのワンフットを見ているかのようだと思いました。

しっかりと足元を見せながら音楽に乗ってどこまでも伸びていくような滑りが、とても心地よく感じられました。

 

 

♪ フォアインサイドデススパイラル〜演技終了

 

男女それぞれがポジションを定めて回転を開始するまで、男性から溢れ出す幸福感を味わう要素!

実践装備を始めたバックアウトほどではないのかもしれませんが、デススパイラルから柔らかな幸せを醸し出せるということに、相変わらず驚かされます。

選手的にはめちゃくちゃ厳しい場面なのでは?

 

女性が左脚に頭を着けるような動きから、手脚をほどいてポジションを取るまでが、とても美しいです。フォアインのたおやかさを120パーセント引き出したような感じ!

回転している時も、男女ともに美しいフォルム!

 

フォアインだと、入りと出の時に男女2人がコミュニケーションを取り合う様子を想像させやすい気がするのですが、そのような意味でも、エレメンツに関する指定を存分に生かしているように思われました。

 

このプログラム最後の「ハレルヤ」の歌詞は、これまでに歌われてきたことの喜びや悲しみなどを全てここに収斂させての「ハレルーーーーーーーーーヤーーーー」なのでしょうか。

デススパイラルからラストシーン、澄み渡った幸福感が伝わってきます。

このプログラムもまた、人間讃歌なのかもしれませんね。

 

 

 

りくりゅうも、どの選手・チームも、今できることができますように。