今回は、羽生結弦選手 SP Let Me Entertain You についてです。

 

足元でそして全身で歌うロックスターが、ボーカルが入る1小節前から一体どんなことをしているのか、少しでも分かったら嬉しいな・・・の続きです。

 

歌詞で言うと、1回目の「 my dear 」の 「 my 」あたりで、( RFI +) LBI (で大丈夫でしょうか?)、インイーグル始まるよ♪

 

・・・というところなのですが、歌詞についてのお話を挟んだのでした。

(順序良くお話が進まなくてすみません・・・)

 

 

 

今回はここからです♪

 

 

 I'm a burning effigy

Of everything  I used be

You're my rock of empathy

My dear 

 

So come on

Let me entertain you

Let me entertain you   

 

 

発音については、以前何度か演技との関連を考えてみましたので(あくまでも自分なりになのですが・・・)、

ここでは、描かれているものの構造みたいなものを整理してみようと思います。

(語句の解釈が必要な時には、ロックの教科書的な意味の取り方で行きますね♪)

 

 

これより前の部分では、hell と heaven という、スケールの大きなものがまず出てきました。

人知の及ばないすごいもの。

 

そこから、you という人物にフォーカスしました。

その人に対して何かをすることを求めているその行動が自分の方に向けられることを求める言い方もありました。

 

「もしも you がそうするのであれば、 hell is gone であり、heaven's here という状態になるからね!」という含みでしょうか。

 

でも、相手の行動を「自分の方に」向けるように求めているものの、この曲の主人公を示す言葉はまだ出てきません・・・

 

 

というところで、やっと「 I 」という言葉が出てきましたよ♪

 

この「 I 」、一度姿を現したら、たくさん出てくるようになりましたね!

上の歌詞の書き方ですと、「 my 」と「 me 」も数えれば、ほぼ1行に1回出てきます。

 

I 」がどのような状態なのか、そして「 I 」にとって「 you 」がどのような関係にあるのかが述べられています。

 

そして「 So come on 」と続くのですが・・・

 

曲の中の「 you 」という人物にしてみれば、「いやいや、そこで『 So come on 』と言われましても・・・」という気持ちになりませんかね・・・?

ちょっと心配になってしまいました。

I 」という人が自分スキーっぽく聞こえるかもしれません?

 

 

と思わせておいて、

 

Let me entertain you 」なんですね!

 

うわー、やられた!

そういうことだったのか!

 

しかも、文字通り大事なことだから二回言ってる!

(一度口に出したら、この言葉も、何回も繰り返し言いますよね♪曲のタイトルでもある大事なことだから何度も言いました!?)

 

英語が分からないくせに申し訳ないのですが、最初に「 Let me entertain you 」という言葉が出てくるまでの構造、うまいなあ・・・ と思ってしまいました。

自分の方から相手に対して明確に気持ちや行動を向けたいんだ

実はこれが言いたかった!

ということが、よく伝わってくると感じられました。

 

それから、個人的には「 So come on 」も大切な言葉なのかな・・・と思います。

それより前に述べられていたことと「 Let me entertain you 」をつなぐ大事な言葉。

様々な事柄を、「 Let me entertain you 」へと、ぐいっと力強く引っ張るような感じだと思います。

 

 

(羽生選手がこれらの大切な言葉をどのように滑っているか、また書きます。めちゃめちゃカッコイイです。なお、「 So come on 」はキャメルスピンの後にも出てきますが、ここの滑り方も好き!)