今回は、羽生結弦選手 SP Let Me Entertain You についてです。
あの・・・
また「お前何言っとるだ・・・」ということを書いてもいいでしょうか?
このプログラムって、作品中のロックスターがずっと足元で歌っている、あるいは演奏しているんですよね?
プログラム中の人物の音楽を演奏したい気持ちがずっと足元に表れていて、身体全体の動きもその気持ちの表れなのですよね・・・?
あらら、またこんなこと言ってる。
本当に「お前何言っとるだ・・・」ですね!
これ、競技プロだよ!
選手や指導者の方々が0.01点を積み上げる苦労を何だと思っているんでしょう・・・
でも、もしかしたら・・・?と思ってしまうんです。
試合中に羽生選手が行うことは、プログラム中の主人公の心によって自然に生まれてきたものなのではないか?と。
もちろん「そんなこと、あるはずがない!」と分かっているけれど、
「ひょっとすると、そうなのかも・・・?」と思わせてくれる素敵なプログラムです。
そうそう、足元といえば、黒いブレードいいですよね!
このプログラム中では、ロッカーの衣装であり、ロックの魂を表していると言えるのかも。
そして、時折ギラッと光る面が見えるのが、すごくカッコイイ!
たとえば、ステップシークエンスのニースライド1回目で、左足のブレードを氷に垂直にして立てるところ!
ブレードでも観客を煽るけしからんロックスターです!
(好きです)
さて、歌詞の I'm a burning から2回目の Let me entertain you あたりまでが、特に作品中のロックスターが足元で歌っている(演奏している)ように見えて印象深かったのですが、
どのような動きなのかを、引き続き頑張って見ていきたいと思います♪
(このプログラムについて書いた前の記事では、burning で切ってしまいましたが、その続きを書きますね。間違ったことを言っていたら本当にすみません・・・)
少し前の部分の over here で RBO・RFI スリー、その後しばらく前向きに滑っていました。
( Now scream / I'm a のところ♪)
F ・G♯・A♯・ F それぞれ1小節の計4小節を1まとまりとするならば、今度のまとまりは、その前のまとまりから続けて前を向いて進んでいたことになります。
♪ effigy (脚韻来ましたよ!)
LFO・LBIO ・・・ですかね?(スリーターンの後にCE入ってますか?)
脚韻を踏んでいるところをゆったりと見せている感じだと思いました。
フリーレッグ(右足)も、ちゃんと effigy と歌っている気がします!
膝を上げていますね♪
今度は後ろ向き滑走です。
ロックスターなので、様々な場所にいる人々に思いを伝えたいのです。多分。
このロックスター、ターンの時も肩・肘・手首の関節がくるくるとよく回りますね。きっとロックスターだからですね!
左足アウトエッジに乗り換えたあたりで、左腕を高く上げます。そしてゆっくりと下ろしていきます。
足元が歌詞を口ずさんでいるかのように見えるのに対して、腕の動きがとてもゆったりとしているのが印象的でした。
歌詞の、次に来る「 I 」までの間を使って、じっくり見せていると思います。
腕を上げた時には「あら、また関節が回ってる」と思ったのですが、下ろす時は、スーッとした動きなんですね。
表情を一旦隠しておいて、あるいは見る人の注意を左腕に引きつけておいて、
「 I used to be 」でジャッジ側に効果的にポーズを決める・・・のかな?
(このプログラムの中に、ほかにもそのような効果を狙った箇所がある気がします!)
♪ of everything (コードは of まで F。everything からG♯・・・だと思います?)
LBO はまだ氷に乗ってます。
そして XF- RBOI ・・・かな?
Let Me Entertain You についての1つ前の記事から、「CEに見えるけれど、違ったらごめんなさい・・・」というところが続くのですが、足元の異なるカーブの動き(それらとともに行われる身体全体の動き)が、歌詞の発音とよく合っているように感じられます。
右足を氷の上に迎えて去っていく LBO がカッコイイ・・・
左腕の高さが下がっていくのに伴うかのように、全身の姿勢も低くなっていきます。
あっ、右手が綺麗ですね!
♪ I used to be(脚韻来たー!コードはここまでG♯・・・?)
RBI + LBO 、XF-RBI 、そして RBI・LFO チョクトー・・・でいいいでしょうか・・・?
細かい動きが、短い時間の中で言葉をたくさん語りかけるかのような歌い方とよく合っていると思います。
本当に足元で歌詞を口ずさんでいるみたいだなあ♪
「 I 」という言葉が出てくるのは2回目です。
脚韻の be で再び前向きに滑走。
その前までは身体全体がかなり斜めになっていたのですが、ここでスッと立ちます。
両腕を胸の前でクロスさせておき、ジャッジ側に向かう時にフワーッと広げます!
ここより少し前にも似たような動きがありましたが、伝わってくるもの(想像できる風景)が全然違いますね。
( Now )scream のところでは、右足で滑走、左膝を前に出して曲げていました。
今度は、左足で滑走、右膝を後ろにして膝より下の部分は氷とほぼ平行に。靴は氷に垂直に。
(ちょっと数字の4を思わせるような形です)
見ている方向や腕の広げ方も違っていて、いろいろ想像がふくらんで楽しいです。
もしも仮に、使用曲のこのあたりの歌詞について「ロックの教科書」的な解釈を行うのならば、親や教師などの権威によって作られた人形のような自分は焼き捨てることにした・・・ということになるでしょうか?
このプログラムの中では、今までとは本当に違う作品だからよく見て!ということかな?などと思いました。
(また続きを書きたいと思います!)