今回は羽生結弦選手SP  Let Me Entertain You についてです。

ボーカルが入る1小節前から4Sあたりまで、羽生選手がどのようなことをしているのか少しでも分かったらいいな・・・の5回目です。

間違ったことを書いていたら、本当にすみません!

 

 

さて、ボーカルが入ってからの2小節目♪

 

歌詞は   nothing   left   for   you   to   fear 

 

コードはG♯。「さあ、これからどうなるの?」みたいな響きです♪

(本当にG♯でいいでしょうか・・・何か違う気がしてきましたが、このまま行きます・・・)

 

 

 

このあたりから、本格的に歌い出したなあと思いました!

 

あっ、羽生選手本人が実際に歌っているのは、多分、この次の小節からですね・・・

( shake your arse come over here 〜)

 

そうではなくて、身体全体の動きが「歌ってるー!」という感じに見えてきたんです♪

 

 

シャキシャキとした動きによって(同時にしなやかさもありながら!)ビートを刻むかのようだったのが、このあたりから人間の声を表現し始めたなあ・・・と感じました。

もちろん、ボーカルが入って1小節目のシャキシャキ感は、歌声(歌詞)の「 h 」の音を生かした上でのビートの表現かも?とは思うのですが♪

 

 

動きは・・・これでどうでしょう?

 

XF-RBI・RFI カウンター→  XB-LFO・LBI スリー → スケーティングフット(左足)から先に、リズムに乗ってエッジを乗り換える → 右足もそれに追いつく 

 

・・・で合ってますか・・・?

 

 

 

歌詞と合わせてみましょうか。

(怪しげな音符と数字が書いてありますが、歌詞の長さがこれくらいかな?と表してみました。十六分音符が出ないので、「0.5♪」というよく分からない書き方に・・・)

 

 

0.5♪(前の小節の最後) 

There's → LBで滑走する左足の前に右足をクロス

 

♪♪ +♪ 

nothing left →  XF- RBI・RFI カウンター(「ng」でターン、「 l 」でRFIへ?)

 

0.5♪

 for → 右足の後ろに左足を置く

 

1.5♪ + 0.5♪ + 1.5♪

 you to fear → XB- LFO・LBI スリー (「to」でターン、「 f 」で LBI へ? )

 

♪ 

(歌詞がないところ)→ ターンの後のLBI から LBOへ。右足は後から氷に着いてRBI 。

 

 

・・・合っているといいのですが。

 

 

 

この前の2小節分の動きがしなやか風味シャキシャキだった分、ここの、しなやか方向だけに舵を切ったような動きが印象に残ります。

 

RBI の倒れっぷり、右足をギリギリまで待って、すくい上げるかのように氷から離れるLFO!

 

うわー!このロックスター、けしからん!と思ってしまいました。

 

 

そんな左足に後押しされるように、そして導かれるように、右足がターンします。(カウンター)

左足はそれを見守りつつ、自分の見せ場もさらっと作ってターン。(スリー)

 

 

今更ですが、画面の前でキャーキャー言いたくなりますね・・・

どなたか、羽生選手の左足外側のエッジに説教してやってください!

まったくけしからんロックスターですよ!

 

 

 

ところで、left   for   you   to   fear のところが、目でも耳でも特に心地良く感じられます。

 

曲の方ですが、同じ子音が2種類( t f )、それぞれ2カ所出てきます。

t は単語の終わりと始めに1カ所ずつ、f はそれぞれ単語の始めに。

 

fear で脚韻を踏み、似た響きの you で心の準備をさせているのかも?

 

音(発音)の絡み合いが面白い部分だなあと感じました。

 

 

右足・左足がそれぞれ前・後でクロスしてから次に進んで行くことによって、そのような音(発音)を表現しているのかも・・・?

 

 

それから、この時の腕の動きも、歌声と調和していて好きです。

 

「 you 」で両腕を後方から前へ。

「 to 」 で胸の前で手を組む。

「 fear 」で両腕を頭上へ。

 

手首と肘を回しながら行われていますが、これも音(発音)と合っている気がしました。

 

 

 

「 left 」「 you 」「 fear 」で、どちらかのエッジに乗ってしっかりと滑っているところを見せ、

これらに挟まれた「 for 」「 to 」をスパイスとして使っている(クロス・ターン)のかな・・・と思いました。

 

また、腕の大きな動きを「 you 」「 fear 」で見せ、

この2つの言葉に挟まれた「 to 」をアクセント( 手を組む)としているのかもしれないです?

 

 

(・・・もしかしたら、文法的に楽しい振付なのかもしれませんね?「動詞や代名詞はもちろん大事だけれど、前置詞も素敵な言葉なんだよ」というメッセージを勝手に受信いたしました!)

(ジェフも羽生選手も、絶対にそんなこと発信してない・・・)

 

 

ところで、脚韻を踏んでいる fear で スッと頭上に上げた腕を、一瞬で解きますよね・・・

印象的な動きを長く見せるのは、2小節後のscream まで待たなくてはならないようです。

 

レールが見えないローラーコースターに乗せられたみたい。

このけしからんロックスター、好きです!