羽生結弦選手SP Let Me Entertain You についてのお話2回目です。
今回は、ギターがFコード(多分)をジャーンとかき鳴らすところが好きすぎるお話をしたいと思います!
あっ、ギターがFコード(多分)をかき鳴らしている箇所は、たくさんありますね・・・
キャメルスピンの後の「ジャーン」3連発です。
ヴォーカルが消えて、他の楽器の音は聞こえているけれど特にギターの「ジャーン」が強調されているように聞こえる、あそこです!
私が聞いたLet Me Entertain You の曲だと「ジャーン」は2回だったのですが、3回のバージョンもあるのかな?
それとも編集したのでしょうか?
いずれにせよ、この「ジャーン」× 3 の演技、好きです!
「ジャーン」1回目。おなじみ「へ」ランジ。
SPパリの散歩道初披露の頃、「これ何?」と話題になっていたのを思い出します。
ギターの調べを表現するのにこのような方法があるのか!ジェフ何考えとるんや・・・と。
(もちろん賛辞ですよ!)
どこまでも伸びて行くかのようなギターの音。
(原曲はもっと長かったような・・・?音源ではない別バージョンかもしれませんが、とても長いのを聞いたことがあります)
その音とともに、スーッとジャッジの方に近づいて行く羽生選手。
追記 : ジャッジの方に滑るようになったのは、2012SAからでしたね。すみません・・・
試合を重ねるうちに、メロディラインのギターの音の表現だけではなく、ビートの表現や観客へのアピールなどが加わっていきました。
でも、ギターが奏でる高くて透明な音と、スーッと真っ直ぐに移動していく羽生選手の姿がよく調和していると思いました。
さて、Let Me Entertain You の方のこの技なのですが・・・
ギターの音という点ではパリの散歩道と同様ですが、「キュイーン」ではなく「ジャーン」。
弾き方が違う。
それを同じ技で演じ分けたのかな?と感じました。
音に合わせてスーッと滑るのはもちろんですが、「ジャーン」感の表現のために姿勢を一気に低くしたところにもポイントがあるのかもしれません。
この箇所に至るまでのエレメンツは、4S、4T3T、キャメルスピンでした。高い位置で行われる要素と言えるかもしれません。
繋ぎも、ヴォーカルが hell と歌っているあたりで氷に手を近づける振付があるくらいでしたので、あまり低い場所での滑りが無かったと言えるでしょう。
そこにヴォーカルが途切れて「ジャーン」!
これまでとは違う場所へ、見る者の視線を誘導しました。
音の表現と同時に、場面転換の記号としてこの技を投入したのかな?などと思いました。
体感的には「ジャーン」というより「ドーン!」でした。
(長くなりますので、一旦切ります・・・)