前回の記事では、"飛騨デザイン展"と題したコラボレーションブースの模様をお伝えしました。コラボレーションブース以外にも、飛騨・高山を代表する家具メーカーそれぞれのブースが設けられ、各社独自の展示やライフスタイルの提案が行われました。

こちらは、飛騨産業株式会社のブースです。飛騨産業は、1920年(大正9年)に創業された歴史ある家具メーカーです。大正9年といえば、日本がまだ"大日本帝国"の時代で国際連盟が設立された年です。そしてアメリカではアル・カポネが暗躍した禁酒法の時代でもあります。そう考えると、長い歴史が感じられますね。
飛騨産業は、もともと曲げ木加工を得意としたメーカーで、近年では特殊な技術で圧縮した杉材を使用した商品も製作しています。写真もその圧縮した杉材を使用したもので、イタリアのエンツォ・マーリ氏のデザインした商品です。本来なら敬遠されてしまう木材の"フシ"を、そのまま使用しているのが特徴的なデザインです。木材の持つ素材の質感と、エンツォ・マーリ氏の造形力、そしてそれらを具体化しているメーカーの技術力が感じられる商品です。

モダンなデザインが印象的な日進木工株式会社のブースです。日進木工はシンプルで美しい、長く使えるロングライフな商品を作り続けているメーカーで、常に新鮮なライフスタイルの提案を行っているメーカーです。無駄な要素を極限まで削ぎ落とした繊細なデザインのダイニングチェアやテーブルには、受け継がれてきた伝統と高い技術に裏付けされた、ものづくりの精神が感じられます。

続いては、柏木工株式会社のブースです。柏木工は、日本独自のライフスタイルの提案をテーマに、家具だけではなくキッチンやドアの製作も行うメーカーです。和と洋のテイストを調和したデザインは現代の日本の住空間にマッチし、そして日々の生活の中にとけ込み、使う人と共に暮らしていくような穏やかな雰囲気が家具です。一つのアイテムの中に、ウォールナットとオークの2つの樹種を使用しているのも特徴的です。

会期中には、会場の広場にてレセプションパーティーも行われました。来場者は、地元の家具メーカーの方、デザイナー、販売店のバイヤーなど様々な顔ぶれで、初秋の高山の夜空の下で盛大に行われました。

地元奏者による和太鼓の演奏などがパーティーに花を添え、家具やインテリアにたずさわる多くの人の交流が行われました。その中では、飛騨高山の家具産業のますますの発展と、活性化につながるような話題で盛り上がったのではないでしょうか?
以上が「2008 飛騨・高山 暮らしと家具の祭典」の模様です。ここには載せきれない他の写真もこちらのサイトに掲載していますので、ご興味のある方はご覧下さい。
5日間にわたって行われた今回のイベントですが、スタッフの中には準備期間を入れると一週間近く現地に出張に行っていたスタッフもいます。
そのスタッフから送られてきた写メ。


飛騨牛&松茸の土瓶蒸し。
なんという豪華な組み合わせしょうか、コレは。
2大スター夢のそろい踏みです。
(Ken Nozawa)
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