「体のリズム」は整っているのに


飲もうとしない、食べようとしない、
お風呂にも(自分では)入らない、
何もせず、寝ようとしているだけ、
な母を観ていると


あの頃のじぶんの姿が、想い浮かんで来る。


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キャミソールの上にGジャン
501にスニーカー
ワンレン金髪

愛車は
400cc の単車

いつの時代の女でしょう? (笑)


様々なご縁ある殿方と
車やバイクでしょっちゅう出かけていた私

ある日突然
家から出ることが出来なくなりました


人間と接するコトが
ほんっとに嫌になったんです

周りの人に対してだけでなく

自分自身が人間であることが
ほんっとに嫌になったんです



誰とも

話さなくなりました

友人
家族
元彼

みんなと
話さなくなりました


自分と話すのも
止めました


食事も採らず

お風呂にも入らず

お布団から出ず


携帯の着信も
すべてシカト


私は
言の葉を棄てた

すべての思考を、棄てた


見る見るうちに痩せ劣り
抜け殻に近づいていく私


そんな私にわずかに残っていた想いは

「 あと何日で死ねるかな(^ー^) 」

それだけでした



こんな引きこもりも

2年間くらいやってたかな (笑)


あとになって
母親に訊いたらね

もう
すべて諦めていたって (笑)

このまま一生
この子が死ぬまで

面倒看るしかないって
そう思ってたって

まだね

引きこもりという言葉さえ
存在していなかった時代の

最先端を闊歩していた
引きこもりだったから (笑)

メンタルクリニックに連れて行くとか
対処の仕方を知らなかった両親の

苦しみ、悲しみは
ハンパなかったと思う

「 ごめんなさい 」



こ~んな風に
腐って朽ち果てていくはずだった私を

太陽のもとに再び
引っ張り出した存在がいたのです

それは

今現在
認知症で入院している
伯母だったのです