うつ病の夏 | 私の作る道

私の作る道

石橋を叩き割らんばかりの生き方から自分の生きやすい道を歩めるようになるまで

前の更新から間が空いてしまったので、その間の記録も残しておきたいと思う。



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5月。絶不調の始まり。今スマホのカレンダーやノートを見返して、思い出しながら書いている。思えば鬱が本格化してきた頃だった。2月ごろから、新年度の足音が聞こえる頃から、なんとなく鬱々とはしていたのだけど、何をしても気が晴れない。それどころか常に不安感に苛まれ、体が重く、何もする気になれない。心がずっとモヤモヤしている。あれは、ほんとうに苦しくて、どうしようもなかった。この頃友人たちが会いにきてくれたのだけど、喜びを味わうエネルギーすらなくてただ会うのがやっとだった。ありがたくて、申し訳なくて、勿体無かったけどそれがひとひらの希望でもあったように思う。





6月。これはまずいから病院に行かなければいけないと思いながら全然決められない。シャンプー何を使うか、パジャマに何を着るか、そんな簡単なことが決められない。そんなふうになったことがなくて、気力が枯渇してて、毎日ベットでうつ伏せているしかできなかった。希死念慮に苛まれるも怖くて死ねないとかそんなことばかり考えた。

 友人たちや、snsで通りすがりの人までもが変わるがわる励ましてくれた。元気を受け取ることはできなかったけど、今でもなんてありがたいのだろうと思う。




7月。やっと病院へ行った。うつ病と診断された。抗うつ剤で治療を始めた。嫌々のみはじめた抗うつ剤は緩やかに効き始めて、緩慢だった身体の動きが少しずつ元に戻っていった。



つづく