「日本の産業技術の凋落(和の精神・同調社会・飲みニケーション社会」
かって世界一位を競っていた造船業・鉄鋼業の世界シェアは中韓の1/10ですし、5G、ドローン、太陽光パネル、半導体、風力発電、EVが中韓に比べ、大きく後れをとり、パナソニックが太陽光パネルから撤退し、日立は風力発電から撤退しています。
ここ10年で、韓国の平均年収は38%増加し、米国は同24%増加したの対しまして、日本は0.5%のマイナスです。
スタートは世界一ながら現在は先進国でも遅れが目立つドローン技術の例では、数年前の展示会での出来事が日本凋落を象徴しています。
大手商社系のメーカーの出した、大型で扱いにくい(いわゆるダサい)感じがする農薬散布用の噴霧型ドローン(約200万)には、経産省だったか?の賞をいただいていたのです。(←国際競争力を全く意識していない。)
一方で、同時期の中国企業が出した噴霧型のドローンは、小型(約1/2)で、AI化され(一部自動運転機能付き)使いやすく、価格が約50万でしたので、たちまち日本市場を席捲されました。(私も現物をみましたが、日本のベテラン技術者の設計と思われる「配線の美しさ」「効率よくシンプルな構造」もありました。)⇒造船・鉄鋼・ドローンに続き、EVが同様な経過をたどると想定されます。
中国DJIの開発拠点の一部が品川にあり、そこには、パナソニック、ソニー、キヤノンなどの出身者が総勢100名程働いており、間接的ですが、彼らのコメントが入ってきて、(同調・飲みにケーション組織の特徴である、やたらに多く設定される定例や進捗確認の)会議がなく、仕事の進め方・出張・残業の裁量権が与えられ、自由に楽しく仕事ができているとのことでした。(同調イエスマンではない実力派の彼らが、楽しく仕事をされたら、月とすっぽんの差がつく・・・)
目標管理は人事権者が見ない形式的なもので、嗜好人事が行われ、形成される同調・飲みニケーショングーループ、すなわちイエスマンを周りに侍らせて悦に入る「偉い人」と、その人に従うイエスマンたちが、日々、互いの前頭葉を衰えさせながらビジネスチャンスを棒に振っている、だから日本は衰退したと考えています。
また自分たちの地位を脅かす、実力派の人達を排除するので、彼らが中韓の企業で活躍し、中韓との差が開く一方となっています。
ジャパンデスプレイに象徴される、日本の(和の精神と言えば聞こえがいいのですが)同調・飲みにケーション社会システムの弊害が出ていると感じています。
<ジャパンデスプレイの概要>
株式会社ジャパンディスプレイ(英称:Japan Display Inc. 略称はJDI)は、日本の液晶ディスプレイメーカーである。ソニー・東芝・日立製作所の中小型液晶ディスプレイ事業を統合し発足したものの「同調・飲みにケーション組織同士の派閥争いがあると想定」をしておりますが、売り上げ/最終利益の推移がひどい・・・今後、さらに悪化するとみています。
2019年 売り上げ5040億円 / 利益 ▲1014億円(赤字)
2020年 売り上げ3416億円 / 利益 ▲426億円(赤字)
2021年 売り上げ2959億円 / 利益 ▲80億円(赤字)
こうして考えますと、ソニーホンダさんも、日本のTOP企業同士の連携ながら、各会社の主流派(=同調・飲みニケーション人事で構成された、イエスマンの集まり)だと想定され、技術内容より、主導権争いに主眼が置かれると、存続がけっこう難しいとみております。
最近の日本一の企業の社長交代のニュースですが、カリスマ的な経営者の後釜は、和の精神・同調社会の弊害の、統率力があり話がうまいイエスマンの可能性が高く、キヤノン、日本電産、スズキのような実例が示す通り、独自の意思決定能力に難があり、交代の可能性も・・・
佐藤新社長の言葉「車は社会システムの一部となっていく」に期待したいと思いますが、トヨタはEVの上位10社にも入っておらず、同調社会のイエスマンが主流を占め、新しいアイデアの芽を摘んでしまうと考えられるので、難しいと考えています。
<改革案>
フラットな組織にし、従業員を多国籍にし、(むしろ外国人を多くした)月面着陸を目指す企業の成功例に学び、同調・飲みにケーション組織を排除する必要があります。
人事評価でも、(人事権者が見ない)目標管理をやめて、複数の部外者による評価=5分程度のプレゼン資料の説明及び質疑応答(プレゼン資料はあらかじめ有識者への相談が可能ですが、質疑応答では真の実力が反映されると考えています。)で、評価点を決めるのがよいと考えています。
例えば、3年以上働いた実績と前記価点が一定以上なら、「主任」等の称号を与え、残業と出張を自分の裁量で決定し、また転職する場合も、「○○会社での評価点〇〇以上」となれば、有利になると考えています。会社の規定でも「評価点のより高い人が高い給料や上位の役職に就く」というルール化をし、給料UPのためには、「飲みにケーション・イエスマン」ではなく、自分磨きに勤しむことになります。
シャープさんのようなフラットな組織にし、従業員を多国籍にし、(むしろ外国人を多くした)月面着陸を目指す企業の成功例に学び、同調・飲みにケーション組織を排除する必要があります。

(凋落のもう一つの要因)
高齢者は、パスワードを覚えられないので、マイナンバーカードの保険証化は、最初から無理とわかっていながら、閣議検定や発注がされてしまうことや、オーストラリアとドイツは共同で、洋上の風力発電によるグリーン水素を進めていることに対し、日本ではオーストラリアと共同で褐炭からブルー水素を生成する事業(グリーン水素の十数倍のコストで、さらに同時に生成されるCO2の処理の問題があり、実用化されることはないと考えられる)が延々と続けられ、さらにとても危険で実用化が無理と分かっていながら、空飛ぶ車が閣議決定され、まことしやかに進められています。
岸田総理が「一つひとつ・・・」という言葉を出すたびに、やる気のないのが伝わってきますが、例えば「子育てしやすい社会」を目指すとして、予算をつけようとしても、全体のバランスからくる制限(上限)があり、老々介護や孤独死などが多発している状況からくる将来不安によって生ずる、「恋愛・結婚がしずらい環境」を改善していかねばなりません。
従って、全方位同時改革(全国同一改革)が必要になっています。
詳しい資料は、「木造人工島」で検索され、ガーデンフィールドのHPの「全方位同時改革&全国同一改革の概要」の資料をご参照下さい。
<飲みにケーション社会の問題点Ⅱ>
既得権益を愛する年長者と、飲みにケーションによる従順な若者との密着―つまり「言われた通り」に動く人が出世する構図が、政界や学界はもちろん、企業の中にもはびこっています。「偉い人」に逆らわないよう神経をとがらせたり、異論や提案があっても発言しなかったりと、多くの働き手が前頭葉を働かせない思考や行動に流れています。
言われた通りにしているだけでは、新しいアイデアをつくりだす機会がありません。
「起業して成功するには」「新規事業を軌道に乗せるには」「停滞を打破するために新しい手法を考えよう」など、新しさや創造性を伴うことを考えれば、前頭葉は大いに働きます。しかし残念ながら、日本の組織ではこうした思考をめぐらせる人より、立回りの術に秀でた人のほうが出世しやすくなっています。
それが、日本企業の苦境を招いた原因だと私は考えています。
なぜなら、イエスマンが集まる組織は、いずれ衰退するものだからです。
島津製作所の(上司にへつらうことなく、きちんと正しいことを話していた)田中さんは飲みにケーション枠に入れず、ノーベル賞を受賞するまでは(部長クラス以上が相当の実力者なのに)主任クラスに据え置かれていました。
ノーベル賞を受賞し、すぐに所長になり、現在も大活躍をされています。
一番ばかげているのは、(成果主義の)目標管理です。
リタイヤした大企業の役員(元人事権者)たちに聞くと、「あんなの見るわけないじゃん」が、目標管理ですが、みんなが一所懸命書き、そこに気持ちを託しています(多少ガス抜きの意味がある)が、実際には飲みにケーションによって、人事が決まっています。
<ご参考:マスコミを含めた日本全体が同調社会>
カルロス・ゴーン氏の不正疑惑がありましたが、彼の脱税行為が事実なら、厳罰に相当するのでしょう。
しかし、それが確定していない中、日本社会の対応はあまりにも酷く、国際社会の常識からは大きく外れております。
日本では今、多くの人がゴーン氏を悪者扱いしているようですが、彼は裁判で有罪になったのですか。裁判までは推定無罪でしょう。
「何かやったのではないか」と犯罪者としてのレッテルを貼り、必死になってその証拠を
集めております。その証拠集めをやっている時に、日本のマスコミも皆さんも、寄って集りながら「おまえがやった」「おまえは犯罪人だ」と言っているような印象です。
そんなことを社会全体から言われたら、弁明もできませんし、その機会さえ公正、平等な形で確保することは難しいでしょう。
拘留所内での処遇
新聞を読んでも、報道を見ても、いわゆる「意見」ばかりで、お金の流れを客観的に
かつ分析的に捉えたものはなかなかありません。ただ、60日間も寒い独房に入れられて、
毛布一枚で過ごしていたという事実が本当なら、私は大きな怒りを感じます。
奥さんが7キロもやせたと言っておりました。あの男はメタボではないのです。
ガバッと痩せておられ、「毛布をもう一枚ください」と言っても貰えなかった
といわれています。
日本の皆さんはそんなことをするのですか。
それを許すような国民なのですか。
社長や政治家の先生方の中には悪いことをした方々がおりますが、同じように扱われていたのでしょうか。

口を閉ざすもの
息が止まる寸前の日産をゴーン氏が救い、世界一の自動車販売の会社にしてくれました。
ついでに彼は、不正まみれの三菱自動車も救いました。
今の日本社会のあり様は、何か大きく間違っているのだと思います。
ゴーン指揮下の日産については「20年間の独裁体制」などと言われております。
私はゴーン氏に同情するのではありませんが、彼のおかげで出世した人たちは
今何をしているのだろう、何を考えているのだろうと思います。
自分たちが権力を握ったので、ゴーン会長はもう必要ないなどと考えたのでしょうか。
そう考えるだけなら、むしろ優しいのかもしれません。
現実はより悲劇的で、20年間ゴーン氏と一緒にやってきた人たちは自分にも悪行があるので、それをなんとか隠したいと考えているかもしれません。
悪行が明るみに出る前に、権力側に擦り寄って取引を行ったのではないか、とも考えられます。このあまりにも唐突で、凄惨な仕打ちには何か裏があるのではないかと思うのです。
以上西鋭夫のフーヴァーレポートより。
私も数年前、に日産を退職し、タクシー運転手になられた方のタクシーにのり、たまたま、ゴーンさんの話になり、彼は「ゴーンさんは、親身に現場のことを考えてくれて、一緒に仕事をしてる感があって、とても楽しかった。」と言っていました。
実際ゴーンさんは現場に出かけ、よく耳を傾けていたと言われれているので、私も立派な方を失ったと思っています。
<日本凋落の要因:明治大学野田教授の論文紹介>
典型的なのが過剰な「報連相」です。以前、ある企業の若手社員から「職場改善活動にはどのような工数が必要で、どのような効果が期待されるのか、データはないか」と尋ねられたことがあります。話を聞いてみると、有志で業務改善活動を始めようとしたところ、上司から「どれほど工数がかかりどんな成果が期待できるのか数値を出してほしい」と言われたそうです。さらに、「人事部にも一応相談したほうがいいかも」「課長の私はよくても、部長が何と言うかな」などと言われ、いつになったら活動を始められるのやら、そんなに大がかりなことをしようとしているわけではないのに3か月もかかったというケースがありました。冗談話ではなく、この企業に限らず日本企業でよくある光景ではないでしょうか。
一口で言えば「不安」です。一般社員もマネジメント層も、自分の独断でやった結果、他の部署に迷惑をかけたりして叱られるのが怖いのです。そのために過剰な調整をするわけです。無駄な「報連相」、無駄な「忖度」です。
日本企業では上司に言われたことに対し、なかなか反論ができません。社長が「何が何でも売り上げ目標達成だ」と言うと、「そうは言っても8割くらいでいいだろう」と考える役員はいません。むしろ自分の地位を守るために、部下には120%の目標を課すでしょう。それを聞いた部長がさらに120%の目標を課長に下し、課長が一般社員に120%で下すと、最終的に当初よりだいぶ大きな目標を課すことになってしまいます。到底達成できる規模ではありません。そうすると何が起きるか。不正受注など、数字の改悪を行う人が出てきます。不正行為は極端な例ですけれども、人間の弱い心理によりそこまで追い詰められることもあり得ます。
他にも、会議の席で上司から「そういえば、あの件は大丈夫か」と確認されたり、場合によっては叱責されたりするのが嫌で、先回りして多くの時間とコストをかけて大量に資料を準備して印刷しておくケースもあります。
今朝の天声人語では、現状の日本の問題点を如実に指摘しており、その一部を紹介いたします。
「名古屋地裁のレンガ色の庁舎を先週訪ねた。ウイッシュ・サンダマリアさんが亡くなるまでの様子を映した映像を見るためだ。見始めてすぐに自分の顔がこわばるのがわかった。
「今日死ぬ」。彼女はベッドで嘔吐し、苦痛を訴えていた。「病院持って行って。
お願い。お願いします。」何度も何度も。衰弱し、声も出せなくなるまでに・・・まるで、暴力なき拷問である。
職員らは、彼女の横で談笑すらしている。入管全体にそんな雰囲気があったのだろう。
権威体制に取り込まれている人間は「自分の行動に責任をとらなくてもいいと考えるようになる。」は、米心理学者スタンレーは「服従の心理」でそう指摘した。」
結果的に後ろめたい気持ちがあるのは、上記の映像公開を拒んでいたことからもわかります。
しかしながら、問題は日本全体にそんな雰囲気・土壌があることです。本心ではこのままじゃいけないという後ろめたさがある一方で、表面的にやっているように見える課題を淡々とこなしている感じがします。しかもそれを指摘すると、怒り出すか、無視を決め込むことが多いと感じています。
従来の延長、「単一課題追求型」=「やれそうなところからやる」=「見た目で、やっているような感じがする内容」は、現状を見てのとおり、化石賞を取り続け、日本がほとんど全ての分野で凋落している要因になっています。
また、地域の個別の課題はほとんど存在せず、日本全体で共通、あるいはglobalで共通(例外がないわけではない程度)だという認識にご転換されますことを切に、お願い致します。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most
intelligent, but the one most responsive to change.
「全方位同時改革&global同一改革」への転換をお願い致します。
PS.例えば、北方領土を「単一課題追求型」で、いくら強く返還して欲しいとお願いしても、解がありませんが、クリミア半島の共同統治(全方位に)からめて、考えますと返還(共同統治)の可能性がでてきますし、ウクライナ戦争も、直接停戦を呼びかけても、双方が譲らずで動きませんが、(全方位思考の)「領土奪還を目指
さずに、ワグネル軍を壊滅させることに専念をする」ことで、(ロシア正規軍は、仲間同士で戦いたくないという意識が強く)早期停戦につながる可能性があります。





