みなとみらい~
僕がまだ日吉の学生の頃、この美しく躍動感あるベイサイド都市の造営事業が始まった
昔、ヨコハマの海は、大阪の海と似た色をしていた
大阪は悲しみに満ちた色
ヨコハマの海は、怒りと愛憎と欲望が混じった感じの色だった
そして、底なしに沈殿した人間の業が、街の空気までよどませる呪いをかけていた
あの頃の横浜は、今の“ヨコハマ”ではない、古い容貌の港湾都市だった
そして、
みなとみらいプロジェクトと博覧会が、大きく流れを変えた
昨日もオレはこの街に会いに来た
時間休を取り、電車に揺られてなんとなくやって来ることが多くなった
この街に恋をしたのかもしれない
街に?
そうだよ、そんなこともある
ヒトとの出逢いで街を知り、ヒトと別離れて街が残る
そして、その街でまた新しいヒトと出逢う
いろんな可能性を秘め、オレを、オレたちを不思議な世界に案内してくれる

だからなんだな
この街から離れられないのは…………


🎵ひとり飲む酒悲しくて
 映るグラスはブルースの色
 たとえばブルースなんて聴きたい夜は  横浜 ホンキートンク・ブルース…………