生前、ギリギリ間に合った
いっぺんだけ、西新井のホール落語で家元を目撃できた
この時、テレビに映らない家元の素顔の優しさを垣間見た

枕で、かぶりつきのお客をいじった
おばさんだった
で、緞帳が降りる時に、顔をひん曲げ、拝むようにおばさんに謝る仕草をする家元
それが何とも、可愛らしくて………

暮れが近づくと、家元の「芝浜」が聴きたくなる
あの、泣きすがるような女房が、最高にしみる
家元が鬼籍に入り、7年が経つ