年末に陽性判定に出会えた私たち。
病院が年末年始の休みに入る前に病院に行かなければならなかった。

その日まで、判定線が薄くなったり、少しの出血があったり、冷や冷やする事もあった。

体力勝負の職場。
抱っこにおんぶに外遊び。
でも今は身体が大切。
自分しかこの子を守れない。
保育士の私は、まだ誰にも言えない今の状況に、止むを得ず仕事を休んだ。

仕事を休む事はほとんどない私。
数回連続で体調不良と理由付けた事で、なんとなく気づかれた。
なので、みんな何も聞かず、温かく休みを受け入れフォローしてくれた。
本当にありがたかった。

そして、検診当日。
まだ産婦人科ではなく、通っていた婦人科。
いつも長時間待ったこの待合室。
自分の番までドキドキ、緊張と期待が入り混じった、いつもと違う待合室だった。

とうとう診察室に呼ばれた。
内診台に上がり、先生を待つ。

緊張。緊張。緊張。

じゃあ見ますね〜〜、と。
内診が始まる。
数秒後…
あぁ〜見えるね、これかな、妊娠してますよ〜〜。
これ赤ちゃんだよ。
と教えてくれた黒い丸。

嬉しかった。
初めての胎嚢確認。
小さな小さな黒い丸。
これが赤ちゃんか。。
私たちの赤ちゃん。

でもまだ始まったばかり。

先生もまだどうなるかはわからない。
流産の可能性もある。
それは珍しい事でもない。
そういう時期だから。と。

おめでとうという言葉はなく、最悪の事態の話ばかりを話してきた。
でも、次は産婦人科を探してください。という言葉に何か安心感を覚えた。

初めてもらったエコー写真。
いつまでもいつまでも眺めた。

卒業。
まだわからないけど、一歩、歩き出せた記念の日になった。