記憶力向上に効く゛ちょっと意外な4つのこと。〝 | 発達障害、療育研究家みかんのブログ

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ADHDです。大阪の療育施設で働いています。
話がころころ変わらないように必死です。
少しでも日々の子ども達、保護者や教育関係者の方々にプラスの情報を共有できればと思います。

覚えたければ「一旦忘れる」のが吉。記憶力向上に効く゛ちょっと意外な4つのこと。〝

科学的根拠に基づいた話に納得です。

ただ、「教養を身につける」「多言語の習得」は正直私はパッと見て難しそうと思ったのでとりあえずおいておこうと思いますが、

「一旦忘れて復習」はこれはやりやすく割りと取り組めやすいのでは?と思います❗

覚えたことをその日のうちに復習することも記憶力を強めるためにはいいのですが、脳はそのことだけではなく、見たもの、会話の内容、触った感触、学校、仕事のこと、様々な情報、刺激でいっぱいになっています。

人は寝ている間に脳の整理をされると言われていますので、覚えたいことは朝起きて脳が整理されている状態の時にするのがいいようです(^-^)


例えば勉強であれば、昨日やった内容を見て「あぁーこんなんやった」と認識するだけでもいいですね😌
もっとも記憶の定着には7対3の割合でアウトプットするといいようですので、習ったことを声に出す→その声を耳で聞く(ワーキングメモリの音韻ループ)や書く(触覚)→書いたもの見る(ワーキングメモリの視空間スケッチパット)等で記憶の定着をさせることもいいと思います❗


「感情を揺さぶって記憶」は脳の構造を理解しやすい内容のものです。

よく記憶の部分は海馬と呼ばれるところが司っていると聞きますが、その周りには扁桃体といって情動(嬉しい、悲しい等)の部分があるため、楽しかったこと、悲しかったこと、衝撃的なこと(事故を見た等)は記憶しやすい構造になっています。


もっと深い話にはなりますが、脳の回路で海馬の前に線条体と呼ばれる部分があり、そこでは集中力の基、元気の基と呼ばれているドーパミンが分泌されます。
このドーパミンが出ていたら記憶力の向上につながる反面、分泌していないと記憶力の低下につながるとされています💧

発達障害の方はこのドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリン等の脳内神経伝達物質が分泌されにくい傾向にありますので、いかにして分泌させていくかが重要になります。

たとえば、ドーパミンなら運動をしたり、変化のある活動をしたり、褒めてもらったり、見通しがたっている状態だったり、なんのためにするか目的が分かっている等々で分泌されるようです。

この脳内神経伝達物質や自分のワーキングメモリの理解があれば私を含む発達の凹凸がある方も社会でも適応していけることが増えるのでは⁉️と思っています。


みかん