人生で上手くいかない理由とか失敗とか後悔なんて挙げればキリがないわけだけど、
正直別になんのせいにしたって良いんだよ。それもまた真実だから。
ただこの世界で後悔せず誠実に生きたいなら、または自ら魂の進化を求めるのなら
例え何のせいにしても最終的にその選択は自分でしたって所だけは責任を持つ必要はあるよね。
その選択は親の意思だったかもしれないし、社会に扇動されたせいかもしれないし、憧れの人のおすすめかもしれないし、取り憑いた悪魔にそそのかされたせいかもしれない。
時にその選択によって取り返しのつかないこともあるかもしれないけれど、
派手に壊れても起きたことを噛み締めながら自らの選択の結果であることをきちんと認める。
当たり前のことなんだけど、人ってさ、自分の持っているものしか認識できないんだよね。(それは魂のレベルでもこの次元の意識のレベルでも)
だから経験によって当時は見えていなかったことが見えてくるかもしれないし、その時固執していたものに気がつくかもしれない。
だからネガティブもポジティブもどんなことでもありのまま認め、認識することで新たに見えてきた視点、真実を得ることが経験であってそうやって進化をしていく。
人ってさ、人生で上手くいかなかったり、失敗したり、
これまで歩いてきたレールもろとも吹っ飛んで派手に崩壊した時とかって
社会に置いていかれる不安とか先が見えない不安とか、いろんな現実に追い詰められて
とにかくどうすればこの状況から脱することができるか真剣に、でも安直に外側に答えを求めるじゃない。私も含めて。
(しかもさ、こういう足元がぐらついてるどころか足元抜けてますよって時に限ってその絶望やら不幸の蜜を吸いにやってくるし)
でも、その状況から脱するための答えって外側にあると信じている、期待しているような劇的な何かとかではなくて、
追い詰められて壊れて初めて気づかざるを得なくなった心に秘めていた本当はこうだったみたいな
ぽろっと出てきた思いだったりする。
そこで初めてそれを気づかないように、見ないように、見られないようにする為という動機で人生を創造してきたって事に気がついたりするんだよね。
その本音の痛みも、それを押し込めて見ないふりをするという形で自分自身を蔑ろにしてきた痛みも、
偽物の動機から創造してきたから本当にいつ壊れてもおかしくなかった綻びらだけだった塔が粉々に壊れその残骸を直視せざるを得ない状況も、
色んな現実が一気に押し寄せてきて絶望して、それでも人生は続いていくんだけどね笑。
でも粉々の残骸を見て初めて気がついたいろんな思い、
こうでなきゃ愛されなかった過去の痛み、許せない思い、執着心、罪悪感…
そんな思いが一気に溢れてきてそれはそれは苦しく涙が止まらないかもしれない。
でも粉々になった破片を見つめて苦しみも悲しみも痛みも不幸も全部認めて受け止めることでしか見えないものってあるんだよ。
そしてそんな絶望の中でも現実は続いていって、これからどうすれば良いか分からない不安の中で
本当はどうしたかったのか、どうしたいのか、そのほんの小さな光が本当の真実なんだよね。
それってその時求めているような現実をひっくり返す特効薬ではなく、
こうすれば劇的に変わるっていう安直なメソッドでも巷の引き寄せの法則によく見る現実を変えるために不健全に何でもかんでもポジティブでないといけないとかでもなくて。
そんな小さなものでどないすればええんや…みたいな感じのもので、
それでも歩いていくしかなくて、真っ暗な先を灯すには心許ない小な光を道標にしてもう一度世界を創造していくんだよ。
でも確実に言えることは例え先が見えなくてもどうすれば良いか分からなくても
これから作ろうとしている世界、道はこれまで作ってきた不健全な動機を孕んでいないのだから健全で強固なものになるってこと。
例えその道のりが思うように上手く進まなくてはやる気持ちで不安でいっぱいでもね、
不安から逃げて安直な道に進まなければ真実を歩いていればいつかは必ず道って開けてくるんですよ、それがいつかは分からないけれどね。
それが魂に誠実に、真実を生きていくってこと。
大変だよね、この世界って。
でもそういう姿勢で生きるようになるとこれまでは外側の責任だったものが現状を乗り越えるための試練になっていく。
↑ここにも書いた内容ではあるんだけど、人生ってのは高次の存在、外側の存在が言ったからやるみたいなものじゃなくて本当に自分で創造するもので、
将来はこうありたい、こうしたい、何をしたいとか特にないとか、まあ色々あるわけだけど
残念ながらこの世界では初めからまっさらな紙の上に思い通りに描ける訳ではなく、
真っ黒に描き尽くされてそもそも書くスペースがなかったり、せっかく書いた紙を破られたり、捨てられてたり…
まあ色々あるわけです。
人生を通して、成功でも失敗でもあらゆる経験によって見えてくるもの、壊れてしまったもの、
そういう事に直面することで書き尽くされていたスペースを徐々に消しゴムで消していって
また新たにこの人生をどう作っていきたいかを書くためのスペースを作っていく。
試練に直面するってのはその自分の望みを叶える為に必要なスペースを作っていくってことだから。
だからこそ
これまで創造してきたレールが粉々に吹き飛んでどうすれば良いか分からなくなってからが人生本番だぜい
ってこと。
まあ人生悩みは尽きないけれどね、強く逞しく図太く生きていこ〜