浄化というのは明晰性を上げること、自分を知ることに繋がっています。
今起きていることや課題が外側からの力によって起きていることではないということを身をもって経験する事で自分の人生の手綱を自分で握る事ができるようになってくので魂が成熟していきます。
人は気が遠くなる程に沢山の側面があるので、傷ついて未成熟なままの側面を見つけ出して成長させる事で進化していきます。
自分の本心を知ること、本質の自分の声をキャッチすることなのですが、自分の声を聞くためにはどうすれば良いのか、自己ワークの方法の一例を書いていきます。
本当の自分の望みを知る為には今感じている不快な感情や抵抗している事柄をみる事です。
まずあなたの反応や感情的に抵抗している側面、頭の中で繰り広げられるおしゃべりなど、
自分の中の様々な反応を無意識のままにせず、、ちゃんと意識に上げて存在を見ます。
多分ここで不安とか恐怖心とか怒りとか絶望感とか、不快感を感じたり、傷つけられた相手への憎しみや悲しみなど様々な感情を感じる事になります。
沸き起こってくる感情を紙に書くと客観的にみられて良いです。
そう、これらの不快な感情を認めると途端に足元がぐらつくのを実感すると思います。
そしてどれだけ私たちが自分を信頼していなくて自分という存在を他人からの信頼や承認に頼っているのかが分かります。
この感情や反応を感じた時、本質の自分に
どうして私はこのような感情を感じているのか、どうしてこの状況に囚われているのか、一体何が起こっているのか、この出来事の真実を教えてください。
と自分の内側に向かってメッセージを放ってください。
違和感や問題というのは本質の自分とこの表層意識、エゴの自分との間に何かしらの相違が生じてテンションがかかって苦しみを感じている状態です。
この相違を作り出しているエゴの自分やそれによって作り出された抵抗やネガティブな意図を手放したいという意志を示す事で自動的に浄化が起こってきます。
このことによって何かしらの気づきが起こります。
今感じている痛みのもとや不安はなんだったのを認識することで痛みは癒やされていきます。
例えば今職場で感じている孤独感や疎外感は、小さい時頼んでも助けてもらえなかった、守ってもらえなかった傷を守って人を信頼すること、助け合う事を無意識が恐れて拒んでいたからかもしれない。
どのような状況も自分が作り出している事を悟ると思います。
この時真の自分の声は本当はみんなと繋がりたい、信頼して助け合いたいという思いかもしれません。
これが本当の自分の望みの声です。
自分の望みを知った時、ハートが大きく開くのが分かると思います。
そしてエゴの持っていたたネガティブな意図が本心ではなく、本当の私は健全に愛し合い助け合いたいという真実を知ることはとてつもない安心感をもたらします。
まどろっこしく陰気臭いように感じるかもしれませんが、自分の中にある闇の部分を無理やりポジティブで隠す事は自分を騙していることになります。そのポジティブの仮面の下に隠れているのはエゴと自己欺瞞です。
地獄への道は善意で舗装されているという尖りすぎてることわざがあるけれど、
真の自分と繋がる光への道は自分の作り出した闇を通っていく必要があるのです。