国際航空破綻その2 | マネーの星

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アリタリア航空


東京国立博物館でポンペイ(特別展)が開催されていることを知人が教えてくれた。以前イタリア旅行した時にポンペイに行ったことがあったので行きたいなあと思った。


そこで思い出したのが、国際航空破綻その1を書いた後、その2でアリタリア航空のことを書こうと思っていたのに長い間そのままになっていたことだ。内容を説明すると長くなるのでついつい遠のいていた。


さて、その1でタイ国際航空が破綻して更生手続きをしていることを書いた。そのことを知った時に、2017年5月にアリタリア航空が2度目の破綻をしたことを思い出した。


その当時、このニュースを聞いた時に(ああ、やっぱり)と思った。というのは、2度目の破綻をする数年前にアリタリア航空を利用した際に、不可解な体験をしたからだ。


年末の休暇を利用して、私は念願のイタリア旅行を計画した。N旅行会社のパックツアーで、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ、ナポリを巡るツアーだった。私はポンペイをオプションで加えた。残念ながら夫は都合がつかなかったが、長男と次男の3人で行く初めてのイタリア旅行に胸が弾んだ。出発は年末31日の午後に関西国際空港を出発して新年をイタリアのローマ空港で迎えるはずだった。


出発当日、アッシー君の夫が車で関西国際空港まで送ってくれた。チケットカウンターに行き出発の手続きをしようとしたが、その場で『お待ちください。』と言われた。なんだかその辺りの様子がおかしい!同じツアーであろうと思われる人たちが集まっていた。何の説明もなく待たされているので、どうしたんだろう?と思ってはいる様子だがお互い知らない人ばかりなので静かだった。


ツアーの全員が集まった頃に添乗員さんが来て歯切れの悪い説明が始まった。

①今日のローマ行きの飛行機は飛びません。

②明日は飛ぶので、今日は関西国際空港近くのホテルで旅行会社が用意したホテルで一泊してください。

③ローマに着いて初日に行く予定であったミラノは省略することを了承してください。

④今、ここでキャンセルされる方には旅行代金を全額返金します。

大要はこうでした。


なぜ?こんなに青空が広がり最高のフライト日よりではないか?今日飛ばなくていつ飛ぶのか?と思わずにはいられない程の快晴だった。

飛ばない理由を聞いても添乗員さんは『今日は飛びません。』をオウムのように繰り返すだけだった。後になって私たちが乗る予定だった飛行機はローマから来ていなかったことが分かった。


私はこの時、キャンセルするかどうかはあまり迷わなかった。なぜなら3人の日程調整をすることがとても大変だったからだ。加えてこの頃ヨーロッパ、特にイタリアの人気は高く、全く希望日の予約がとれず苦労してやっととれた日程だったからだ。その証拠に、後日イタリア旅行は人気が高く飛行機の予約をすることが本当に困難だということが新聞に掲載されていた。20名程のツアーだったが、迷っていた人はいたもののキャンセルする人はほとんどいなかったようだ。


ここで私が一番驚いたのは、誰一人添乗員さんに苦情を言う人がいなかったことだ。普通だったら怒鳴る人がひとりくらいいるのでは?と思ったが、質問する人や困った素振りをする人はいたが、皆冷静で常識のある方ばかりだった。

おかげでこの8日間のツアーで不愉快な思いをすることは一度もなく、本当に楽しい旅行ができた。


まわりくどくなってしまったが、このアリタリア航空の体験があったので2度目の破綻をしたことを知った時には妙に納得してしまった。


※注ポスターは公式サイト引用