商売で大切なのは、「ひとり勝ち」の発想だと思います。
「勝ち」といっても、「誰かと競って勝つ」ということではなくて、その仕事をおもしろがって、喜んで、「楽しくてしかたがないからやっている」という「私」をつくり上げることです。
「景気が悪い」「不況だ」「社会全体が落ち込んでいる」と愚痴や泣き言を言う暇があったら、「いかに自分が喜ばれる存在になるか」を考えるほうがいいと思います。
「どうしたら売上が上がるか」「どうしたらお客様の数が増えるか」を考えるのはやめて、「どうしたら喜んでもらえるか」、それだけを考えるのです。
「地域全体がどうなるか」という話ではありません。大切なのは、「『私』がどれだけ喜んでもらえるか」です。
仕事も、商売も、「私」が喜ばれるように組み立てていけば、世の中の景気がどうなろうと、「楽しい」だけだと思います。
どうやら「世の中がどうなっても『私』が喜ばれるようになればいい」と思ったほうが、商売はうまくいくらしいのです。