また、観たい映画を見つけてしまった。
このサイトで
名作コメディの続編から最高のドラマ作品まで、Amazonプライム・ビデオで観るべきおすすめの映画10選
紹介していた10作品
●ナニー
アイシャ(アナ・ディオプ)はニューヨークに住む裕福な夫婦のもとで子守として雇われているセネガル人で、息子といとこを米国に呼び寄せられるだけのお金を稼ぎたいと考えている。しかし、アイシャの将来は雇い主の温情次第だ。雇い主の夫婦はアイシャに娘のローズの子育てを任せるが、給料を払わないこともある。この力関係にストレスを感じたアイシャは、いつしか自分が溺れている夢を見るようになり、自分の子どもを“捨てる”ことになるのではないかという恐怖が悪化していく。
ニキャトゥ・ジュス監督の長編デビュー作である本作は、希望や新たなチャンスという世間的に期待される主題を、取り残される文化やコミュニティの悲しみに置き換える一方で、現代の米国で移民が経験する恐怖を、より暗い闇と対比させた。『ナニー』は心理的なアプローチでじわじわと恐怖を与えていくが、ディオプの演技には映画を通して目を見張るものがある。細かなペース配分と映像美が素晴らしく、一つひとつのシーンが印象に残る映画だ。
●キャンディマン
インスピレーションを得られず苦しむアーティストのアンソニー(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)は、都市伝説「キャンディマン」に心を奪われる。鏡の前でその名を5回唱えると、悪霊を呼び出せるという恐ろしい噂に魅了されたアンソニーは、それを題材としてすぐに作品集をつくり上げる。作品のせいでガールフレンドのブリアンナ(テヨナ・パリス)は心を病み、その一方でアンソニーも数世紀にわたるトラウマ、殺人、恐怖の連鎖に飲み込まれていく。
カルト的な人気を博した名作ホラー『キャンディマン』へのオマージュがふんだんに盛り込まれ、初めて観る人も長年のファンも入り込みやすいつくりとなっている。巧妙なひねりが加えられ、1992年のオリジナルの『キャンディマン』でキャンディマン役を演じたトニー・トッドが、あの伝説的な役を再演する場面もある。
今回の新しい『キャンディマン』では、ジェントリフィケーションや社会的排除、人種差別といった1992年のオリジナルのテーマをアップデートし、スマートで現代に根ざした新世代のためのモダン・ホラーに仕上げようというニア・ダコスタ監督の試みが見てとれる。
●セイント・モード/狂信
ローズ・グラスの初監督作品である『セイント・モード/狂信』は、A24が手がけた『ウィッチ』『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』などと同様、頭で考えて恐ろしくなるタイプの巧妙なサイコホラー映画だ。
モーフィッド・クラークは、ある事情で仕事を辞めた孤独な若い女性ケイティを演じている。看護師であるケイティは「モード」と名乗って末期患者の世話をするようになり、明るく自由で自分とはまるで正反対のその患者に魅了される。しかし、モードが自分はその患者の魂を救うために送られたのだと確信したとき、すべてがコントロール不能に陥っていく。
●ザ・レポート
アマゾンが制作した『ザ・レポート』は、米中央情報局(CIA)の「強化尋問」プログラムに関する米上院の調査を描いている。このプログラムがどのようにして生まれ、誰がそれを知っていたのか。そしてCIAがその効果を正当化するために、どのように事実をねじ曲げたのかが描かれている。
アダム・ドライバーが演じる主人公のダニエル・ジョーンズは、政治的な抵抗やCIAによる妨害と戦いながら、真実への道を孤独に歩み続けた。最近のアダム・ドライバーの演技は素晴らしいが、本作も例外ではない。辛口評価で知られる米国のレヴューサイト「Rotten Tomatoes」で82%の高評価を得ているのも納得だ。
こちらで紹介されていた4作品は全く知らなかった。
雑誌「WIRED」の記事だけにマニアックで新鮮。
特に観てみたくなりました。