いつも心に余裕がある人の特徴1.「気持ちのリセットが上手」
じつは、心に余裕のある人は “気持ちのリセット” が上手なんです。
自律神経研究の第一人者であり、順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏は、気持ちをリセットする方法として「自律神経を味方につけるやり方」をすすめています。
小林氏によれば、イライラすると「自律神経が乱れ始め」、「鼓動がはやくなり、行動も雑になり、うっかりミスが発生……ということも起こりかねない」のだそう。
そんなときに有効なのが、「『わざとゆっくり』行動」し「自律神経をととのえる」ことなのだそうです。
あえてゆっくりと何かをすると、せかせかしてしまう気持ちの流れを断ち切れるように感じます。イライラした気持ちをリセットするには十分。
いつも心に余裕がある人の特徴2.「ひとりで抱え込まない」
チームで仕事をする上で重要なことは、仕事が期限通りに正しく終わることだ。「誰が終わらせるか」ではなく「チームとして終わっているか」、「誰の成果か」ではなく「チームとして成果を最大化できたか」のほうが重要なのだ。
チームとして何が最善かという観点で考えれば、誰かに頼ることは迷惑でもなんでもなく、自分にとってもまわりにとっても大切なことなのです。
仕事はみなでするもの。余裕がないときは素直に自分の現状を伝え、まわりに頼るのも仕事のうちでしょう。
いつも心に余裕がある人の特徴3.「オンオフの切り替えが上手」
心理学者のドリス・ガッター氏は、「仕事や日常生活において、上手に “境界線” を引けない人は心に余裕がなくなりがち」と述べています。
仕事や生活上のあれこれを「ここまでやる」「これ以上は無理」と線引きしないと、やるべきことはどんどん増えていき、最後にはストレスがどうにもならないレベルになってしまう
しかし、大変なときは、休むことに後ろめたさを感じてしまうかもしれません。また、休みたくても休めない状況もあるはずです。
その場合は、たとえばルールを設け、少しでも仕事を忘れる時間を確保するようにしてみましょう。
- 休日は午前中の3時間だけ仕事をし、それ以降はいっさい仕事をしないと決める
- 寝る前の30分間はスマートフォンの通知を切って、好きな音楽を聴く
「仕事を忘れる時間を持つことは、仕事の創造性と生産性を上げるうえで有効である」と話すのは、テキサス大学の教授で認知心理学者のアート・マークマン氏。
前向きに仕事をしたいと思っていても、ついつい頑張りすぎて心が疲れきってしまっては、生産性が下がるどころか働くこと自体困難になりかねません。長く仕事を楽しむためには、仕事から離れてリフレッシュする時間が必要ですね。
心に疲れをためすぎないように、ぜひあなたも “心に余裕のある人” がしていることを取り入れてみてくださ
いね。