人の生き様はその人が死んでからわかると思います。
亡くなられてからもこの方の記事をよく目にします。
それだけ愛されているのだと思われます。
先日亡くなられた漫画家の藤子不二雄A氏の記事を読むと氏が大切にしていたことが伺えます。
●人とのやりとりを大事にする人、人に好かれようと努力する人は、きっといい仕事ができるはずです。
●誰もが面白い仕事をするべきです。大事なことは、そう願うこと。もっと面白い仕事をしたいという思いは、きっと仕事にも人生にも大きなプラスをもたらしてくれると僕は思います
●プラス思考であること。毎日を楽しく過ごそうとする。イヤなことがあっても、いいように解釈しようと心掛ける。お気に入りの服を着て会社に向かうとか。楽しく過ごす努力は、ちょっとしたことから始まるんです
●運というものは、悲観的な考え方の人にはつかない。いいほうへと考える人のところに行くものなんだと思います。僕の都合のいい解釈かもしれませんけどね(笑)
プラス思考で、人とのやり取りを大事にし、もっと面白い仕事をしたいと思っていれば、やがて運が味方してくれる。
「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」をこんなことを考えながら描いていたのかと感慨深いものがあります。
それにしても前向きです。
業界を越えた飲み友達が多く、トキワ荘の仲間の中でも長生きできたのは前向きで楽天的な性格がそうさせてくれたのかもしれません。
ただその生み出す作品世界には、人間に対する深い洞察力に満ちています。
ただの楽天家ではなかったところが藤子不二雄A氏の魅力かもしれません。
