藤子不二雄A氏が4月7日にお亡くなりになりました。
88歳、川崎の自宅で倒れているのを発見されたそうです。
水野英子さんがツイッターで呟いていたので、「クロズアップ現代」も見ました。
https://twitter.com/MizunoHideko/status/1513117766035083275?t=lj6B-AVgqBRLc7TvIJOCKA&s=09
振り返ってみれば、藤子・F・不二雄氏より藤子不二雄A氏の漫画をよく読んでいました。
小学校高学年の時にクラスの友達に借りて読んでいたのが、「魔太郎がくる」や「ブラック商会変奇郎」でした。
あとは、「まんが道」です。
手塚治虫にあこがれて、二人で漫画を描き始めプロを目指す物語は読んでいて思わず引き込まれました。
二人で漫画を描いて一冊の雑誌を作るところ、憧れの手塚治虫からファンレターの返事があるところなど漫画の中の二人と一緒に興奮したものです。
何かにあこがれてそれに夢中になる心理がとてもリアルに描かれていました。
「まんが道」を読んで実際に漫画家を目指したくなる気持ちが良くわかります。
転校先で出会った小学生の二人が手塚治虫に憧れて漫画家の道を目指す話は、何かに憧れることの素晴らしさを教えてくれます。
憧れを持ち続けることで様々な挫折や葛藤を乗り越えて自分の願いを叶えることの喜びを余すところなく伝えてくれます。
「まんが道」そしてその続編「愛…知りそめし頃に」を1970年から2013年まで描き続けたその情熱に頭が下がります。
そうして思いが込められた作品だからこそ読む人の心に響くものが詰まっているのでしょう。
また、読み直してみたくなりました。
特に「愛…知りそめし頃に」は、部分的にしか読んでいないので、通して読んでみたいです。
憧れの力の素晴らしさを教えてくれた藤子不二雄A氏のご冥福をお祈りいたします。
人は自分自身のことが案外わからないものです。
誰かに憧れることで自然と自分の知らなかった可能性が引き出されることがあるものです。
憧れは無料です。
どんどん誰かに憧れて自分を成長させたいですね。
あなたの憧れの人は誰ですか?
星に届かないことは恥ずかしいことではないが、手を伸ばす星を持たないことは恥ずかしいことだ。
ベンジャミン・メイズ
(1894~1984・アメリカ) 教育者。社会活動家。