庵野秀明がプロフェッショナルに | 好きなことだけで生きられる

好きなことだけで生きられる

「好きなことをしてそのことを発信しつづけると、そこに人とお金が集まります」by立花岳志
■当ブログの目的は2つだけ
●1つ目、習慣化 自分の好きなことを見つける。
●2つ目、出会い 気の合う仲間との出会いの場。



3月22日(月)
19:30から20:45まで
75分

NHKにて、
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
で映画監督 庵野秀明を放送しました。


今回、3/8から
公開された

エヴァンゲリオンの最終話である
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
の製作模様に密着するという形で

なんと、
2017年から
4年に渡って撮影されました。

とにかく、
庵野秀明の

マイペースなキャラクターぶりに
アニメータたちが

終始振り回されている姿が
写しだされていました。

いままでと同じやり方では
面白くないと

絵コンテを使わない作り方に
挑んだり

9ヶ月かけてつくった
Aパートも

面白くないからと
脚本からやり直したり。

とにかく、
作品の方が自分の命よりも上だという

作品至上主義には
妥協がありません。

一緒に作品を作るスタッフの苦労は
大変そうです。

それでも、
今回の「エヴァンゲリオン」にかける

庵野監督の情熱は半端ではなく、
始めたからには責任があると言いつつ

きっちり最後まで作品を完成させる
ことができました。

作品も
25年前から

登場人物たちが
成長しているのも

庵野監督が
結婚して

自ら自身が
成長できたからこその

反映であるようです。


ともかく、
監督ならびに

スタッフや
お客まで含めて

きっちり
落とし前をつけた

今回の作品を生み出す
舞台裏を覗かせてもらい

新しい物を生み出すクリエイターの
姿を見せてもらえた気がします。

どこまでも正直に
妥協することなく

自分の出来ることに
全力投球すること

まさにその姿こそが
プロフェッショナルだと

思いました。
庵野監督は、

番組の最後に
恒例の
「プロフェッショナルとは?」と
聞かれて

「この番組のそこが嫌だ、タイトルを変えて欲しい」と

文句を言って答えずに
去っていかれましたが、

番組の中で、
作品を生み出す妥協なき姿で

十分に
プロフェッショナルとは何かを

語ってくれていたように
思います。


ligさんコメント

命を削って、誰も観たこともないものを絞り出す。
自分もクリエイティブ業界にいるので、ほんの片鱗は味わっている程度ですが追い詰められた時の絶望感、時間をかけたら達成できる、と簡単に言えない大変さというのがあり、庵野さんはこれが本当に命に関わる領域まで行っていたんだな・・・ということが垣間見れました。

「だれも観た事のないもの」の第一関門は「自分が観たことのないもの」となるわけですが、自分の得意技すら敵視し、最終的には自分を超えるための勝負になる。この超大作の締め括りの段階で慣れたメソッドを捨てて挑んだり、徹底的に追い込む姿勢は観ててこちらもドキドキしました。

劇場で私は自然と涙が出てしまったのですが、劇中の物語に心打たれたのもありますが、作り上げてくれた庵野監督と支えた多くのクリエイターの方の熱量がガンガン伝わってきた側面も強かった。こんな凄い物語を見せてくれてありがとうございました。