
前作の「さようなら、人類」から5年。
ワンシーン、ワンカットの33シーンで綴られた
人間模様がたんたんと続いていきます。
ロイ・アンダーソン
どのシーンも絵画のように美しく
美しさとは対象的に
時にあまりにも馬鹿馬鹿しく
愚かしい人の有り様が
さりげなく
綴られていきます。
監督が、
あるシーンのセリフがあまりにも
印象的だったので
タイトルに使いたいくらいだと
映像で語られていましたが
そのタイトルでも
なんか不思議な作品を表していて
良かったかもしれないと思いました。
「私 トマトの方がいい」
シャガールの絵画をモチーフにした
空を飛ぶ恋人同士の映像が
美しかったです。