恥知らず -4ページ目

恥知らず

18禁でございます…

いらっしゃいませ…
アホエロスの世界へようこそ………





あんなに会いたかった女に会いに行く…

会いたい理由がこんなに変わるなんて




オレはメモした住所を頼りに電車を乗り継ぎ北関東のとある駅に辿り着いた



陽も陰ってき、夕闇が迫る


(本当にこんな所に居るのかよ…オレ…騙されたのか?)



駅員にメモを見せ聞いた


ユウ『すみません…この住所に行きたいんですが…教えていただけますか』



駅員『…あぁ、ここね~。バス使わないと無理だあ。でもねぇ…こっち行くバス最終出ちゃったよ』



ユウ『え?早くないですかあせるまだ夕方ですよあせる


駅員『こ~んな田舎だからねぇ…それに…そこいらあんまり人住んでないからねぇ…』



ユウ『……そうですか…ありがとうございました…』



(あんまり人住んでない?やっぱり…オレ騙されたのか?)



駅員『ちょっと君…電車の最終も早いから気つけてな~』



ユウ『あ…はい。ありがとうございます』



(マジかよ…今日は帰った方がいいかな…でも…淳也…行くしかねぇ!!)



オレは腹を決めタクシーをつかまえた



ユウ『すいません。ここに行きたいんですが』



運転手『どれ。あ~お客さんアレかい?廃墟何とかとか胆試しかい?でも1人で胆試しってのもな~(笑)』



ユウ『いえ…知人が住んでるので…ちょっと会いに』



運転手『………あ……そう…。あの辺まだ住んでるんか』



ユウ『とにかくお願いします』




タクシーはどんどん人気の無い山間へ



オレは不安でいっぱいだった



(やっぱり警察に行ってから来るべきだったのか?いや…オレの話を信じてくれるかも判らないよな…)




そうこうしている内に



運転手『この辺だね。この小路を上がった辺りがその住所ですよ』



運転手は暗い小路を指差した



ユウ『あ…すいません。ありがとうございました』



運転手『お客さん今日帰るの?』



オレはふと考えた



(そうだ…淳也連れてすぐ帰るには足がねぇと…)



ユウ『あの、ここで少し待っていてもらえますか?居なかったらすぐに帰るので』



運転手『あぁいいよ~。ここいらじゃタクシーなんて一台も通らないからなぁ(笑)』



(ちょっと待てよ…オレあんま金持ってきてねぇ…まぁ明日朝になればバスもあるしな…ヒメカと話つけたら淳也と野宿でもするか(笑))



ユウ『あの…ずっと待っていてもらうのもアレなんで30分分を先払いしておきますから、戻って来なかったら帰ってくださって構いません』



運転手『そうかい?』



オレはタクシーを降りた


運転手が待っていてくれるという事がオレの不安を少し軽くしてくれていた



小路は雑草に覆われている



(やっぱり騙されてるのか?)



5分くらい歩いただろうか



一件の古い家が見えた



微かに漂ってくる…あの臭い



近付くにつれ強くなる



(くせぇ…でも……居る。居るって事だよな)



家の前に着きドアを叩く


ドンドンッ



奥から声がした



ヒメカ『きゃぁドキドキユウ~ドキドキ来てくれたのぉ~ドキドキ



ドアが開く



物凄い臭いと共にソレがオレの目に飛び込んできた



(な…何なんだ…何なんだよコイツ)



帽子を被った真っ白い顔の…女

穴が空いたような光の無い真っ黒な目…口には笑みを浮かべている


近付いてくるヒメカ



オレの頭の中で警報が鳴り響く


(コイツはヤベェ!!逃げろ!!逃げろ!!)


オレは恐怖で言葉が出なかった…その場で固まり後ずさる事すら出来ない


ヒメカ『ユウドキドキお友達も待ってるよ~ドキドキ早く入って入ってぇ~ドキドキ今日からのユウとヒメカの愛の巣にぃドキドキ



淳也を思い出しオレは正気を取り戻し声をふり搾った




ユウ『………早く淳也に会わせろ』






続く




ヒメカ『ユウくんったらぁ~ヒメカの事ばっかり考えてぇドキドキニュース見てないんだぁドキドキ



ユウ『何だよ!!ニュースって!!



ヒメカ『え~っドキドキ教えてあげなぁぁぁぁいドキドキ



ユウ『ふざけんな!!



ヒメカ『きゃんドキドキ怒られちゃったドキドキヒメカ忙しいの!!ニュース見れば?じゃあまたかけるねドキドキバイバーイドキドキ



ユウ『ちょっ!!オイ!!


既に電話は切れていた




ユウ『何だよ…ニュースって』



オレはテレビをつけた



(もうすぐ昼のニュースが始まる。ヒメカが嘘をついてるにしても警察行く前に見ておいてもいいよな…)



ニュースが始まった



(何だよ…普通に政治とかばっかじゃねーか)



その時




[続いてのニュースです。
昨日北区赤羽のマンションから男性の遺☆体が発見されたニュースの続報です。

清掃をしていた管理人が異臭に気付き警察と供に男性の部屋を開けた所…死☆後数日経過した遺☆体が発見されました
男性はドアを開けた直後に首を鋭利な刃物で切られたと見られた模様です
マンション住民らの聞き込み調査から
数日前にサツ☆害された男性の部屋付近で激しくドアを叩く音や怒鳴り声が聞こえたとの報告があり

また、サツ☆害された男性の隣の住民が行方不明になっている事から何らかの事情を知っていると見られ警察は隣の住民を重要参考人として行方を追っています


……続いてのニュースです…]




(う…嘘だろ?………………………チャラ男?死…んだのか?………オレ?オレが警察に?)




オレじゃないんだ。警察に行けば…リコ……リコに一緒に行ってもらえば


オレはリコに電話をした



数回の呼び出し音の後




≪只今電話に出る事ができません。発信音の後、お名前とメッセージをどうぞ…ピーッ≫



(リコ…仕事中だもんな…)



オレは虚しく電話を切った




すると…




ヴーッヴーッヴーッ



(リコ!!)



オレは着信画面も見ず慌てて通話ボタンを押す



ユウ『リコ!!



ヒメカ『じゃじゃ~んっドキドキヒメカちゃんでぇ~すっドキドキもぅっプンプン他の女の名前呼ばないでよっプンプンユウくんのバカァっプンプン



ユウ『………………』



ヒメカ『ニュース見た?見たぁ?ユウったら有名人~ドキドキきゃはドキドキ



ユウ『………』



ヒメカ『ねドキドキ警察行けないでしょドキドキヒメカ嘘なんかつかないもんっ音符



ユウ『行けるさ。オレ犯人じゃねぇから』



ヒメカ『そんな事してたらヒメカ待ちきれないよぅ~ドキドキって言うか警察なんか行かなくてもヒメカに会いに来ればいいのにぃっ音符ヒメカ…ユウが犯人でも怖くないよっドキドキだって…愛してるもんドキドキきゃドキドキ愛の力ぁ~ドキドキ犯人でも守ってあげるぅドキドキきゃきゃドキドキ



ユウ『………お前なんだろ?お前がチャラ男ヤッたんだろ!!



ヒメカ『知らなぁいドキドキ早くしないとヒメカと会えなくなっちゃうぞドキドキ



ユウ『どこに行けばいいんだよ!!淳也もそこに居るんだろうな!!



ヒメカ『ヒミツぅ~ドキドキああ嬉しいっドキドキやっと会えるのね~ドキドキユウも嬉しいでしょドキドキいっぱいチューしてねドキドキきゃドキドキ恥ずかし~ドキドキ



ユウ『場所が判らなければ行けねーよ』



ヒメカ『え~っプンプンヒメカはユウの全部知ってるのにっプンプンユウ~愛が足りなぁいっプンプン



ユウ『…………はぁ?』


ヒメカ『もうっプンプン仕方ないなぁっドキドキ大好きなユウだから特別だぞドキドキ




オレはヒメカの家の住所をメモした



ユウ『淳也に代われよ』


ヒメカ『やっだも~んドキドキそれに…すぐ会えるでしょドキドキじゃぁ待ってるね~ドキドキきゃんきゃんドキドキお風呂入ってぇ~お化粧してぇ~待ってるぅ~ドキドキユウドキドキ愛してるドキドキ







続く




オレは急いで部屋の鍵を開けた




真っ暗な部屋



ユウ『淳也?』



オレは待った




不安でいっぱいだったがバイトで疲れていたオレは眠ってしまった




気が付くと…朝だった



淳也は…まだ帰って来ていない



淳也に電話をする



留守電



(どうしたんだよ…頼む!!淳也…出ろ!!)



探しに行こうにも何処に行っていいのか判らない


時間だけが過ぎていった


そうこうしている内にバイトの時間が近付いてきた



オレは店長に電話をした



ユウ『すいません。ユウです。ちょっと具合が悪くて…今日………いや、2、3日休ませてください』



店長『大丈夫か?お前最近顔色悪かったもんな……早く治してくれよ?ケイタみたいにバックレんなよ?』



ユウ『本当にすいません』


(ケイタ…バックレたのケイタだったのか。そう言えば最近見掛けなかったもんな。……ケイタ…あれ?最近名前聞いたような…気のせいか)




オレは淳也を探しに行こうと決めていた。



いや、探すと言うより…オレが家を出たらヒメカに繋がる気がしたからだ





準備をしていると




ヴーッヴーッヴーッ




震える携帯



着信[淳也]




オレは慌てて通話ボタンを押した




ユウ『淳也!!今どこにいる?無事なのか?』




しばらくの沈黙の後




『ユウく~んドキドキきゃぁドキドキ久しぶり~久しぶりにユウくんの声聞けたぁ~ドキドキ



オレは携帯を落としそうになった




ヒメカ『ユウくんドキドキ元気ぃ?バイトは?行かないのぉ?』




オレは言葉が出なかった…矢継ぎ早にヒメカは




ヒメカ『ユウくんったらプンプン全然電話出てくれないんだもんっプンプンでも……そんな冷たいユウくんも好きぃ~ドキドキそうやってヒメカの気持ち試すなんて~っドキドキそんな事しなくてもヒメカはユウがダイスキよドキドキきゃっあせる今日のヒメカ大胆ドキドキ



ユウ『…………淳也…お前…淳也はどうした』




ヒメカ『だぁれ?淳也って~ドキドキあ…あの男の事?ヒメカ…あの男嫌い。ヒメカの邪魔するんだもんっプンプンあんな男どーでもいいし。』




ユウ『どうでもよくねぇよ!!答えろよ!!




ヒメカ『え~っドキドキ怒ったユウの声もかっこい~ドキドキきゃっドキドキ…………知らなぁいドキドキあ、でもあの男いい人かも~だってヒメカにユウとお話できる携帯くれたし~ドキドキ



ユウ『お前……ふざけんなよ!!警察行くからな!!GPSで見つけるからな!!



ヒメカ『やだぁ~ユウ怖~いドキドキあ…ユウ?警察行けないよドキドキ




ユウ『は?行くさ』




ヒメカ『ダメだよぅドキドキ行っちゃ』





ヒメカは信じられない事を言った






続く