次は昼食の後歩いて向かった先が、「慈光明院」

 

仏具店の長門屋さんに来た。一応前調べで知ってはいたが、お店に入って行く。

裏口から中庭に出る。その先の右側の土蔵が「慈光明院」だった。

説明の方に寄ると、先々代がご本尊様を預かりお寺としたとの事だった。

 

須弥壇より上は撮影してよいとの事だったので、

ご本尊の阿弥陀如来坐像を。

「上品中生印」という掌を上に向けた珍しい印で、私は初めてだ。

鎌倉前期のものだが、とても綺麗に保存されている。

この家の方々が、私財を投入して守ってこられたのだ。

柱も金箔が押され、天女が長押の上に舞っている。

隣の部屋の釘隠しは皆細工の限りを尽くしている。

 

商人によって守られてきた、貴重な仏像を拝見できた。