この堺正章が犯人の回も好きな回だ、堺正章の演技が上手くて印象強く残ってる、今の俳優もこの回の堺正章の演技を見て上手い演技とはどういうものか見て欲しいな、演技というより地でやってるかのような自然な演技に見えるのでドラマにのめり込んでしまう、堺正章は歌舞伎俳優らしく自分の起こしたひき逃げの事で楽屋で警備員を殺してしまった、死体を楽屋に隠して何食わぬ顔で舞台で歌舞伎を演じてる、そして楽屋で茶漬けを食べて帰ろうとした所を古畑に声をかけられた、ここから古畑のつきまといが始まる、その後から色々堺正章はボロを出していたが犯人という決め手にかけていたみたいだ、古畑と堺正章との駆け引きは犯罪者心理がよく出ていて見所だ、そして古畑にハメられた時の堺正章の何とも言えない演技が本当に上手い、そして最後の古畑との対決でも、古畑に対して顔は笑ってるが怒りを覚えてる表情などは本当に上手い、そして堺正章が犯人となった決め手は舞台へ競り上がる装置だった、最初自分も見ていた時はピンと来なかったが古畑の説明で納得がいった、堺正章は競り上がる装置が壊れているから直せと小道具に言ったらしかったがそれがまずかった、なぜならこの競り上がる装置は故障してなかったからだ、堺正章はこの装置をちゃんと使えなかったからそれが証拠になってしまった、事件直後にはこの競り上がる装置は上に上がったままで下に降りてなかった、その事を堺正章にも説明したが堺正章も何を言ってるのか分かっていなかった、そして古畑は、この装置はみんなが使いこなせているのに、下にあった競り上がる装置が上に上がったままになっていたのは、犯人が下に下ろすやり方が分かっていなかったからだと言った、古畑はこの犯人はこの装置を上に上げる事はできても下に下ろす事ができない人物が犯人だと言った、みんなが使いこなせているからおのずと犯人は操作ができない堺正章だという事になる、実際に堺正章が古畑の前で操作した時も堺正章は下に下ろす事ができなかったからそれが証拠になってしまった、この回もよくできた面白い回だ😊、そして最後も衝撃で、堺正章がいつから自分を疑っていたのか聞くと古畑は最初に会った時からですと言った、堺正章がそりゃ嘘だろと言うと、後でそのシーンを見てハッとしたが、古畑が後頭部の打撲が死因じゃないかと言った時に、堺正章はどこから落ちたのと言ってしまっていた、この一言で古畑は堺正章は怪しいと思ったのだ、古畑任三郎にはつい口を滑らせるシーンがけっこうあるからそういう所をみつけるのも見所だ😊