3か月ほど前のことです。


実家から帰る途中、いつもの田舎道を車で走っていました。

 

 

田舎道で、自転車のおじいさんとすれ違う

 

すると前から、自転車に乗った高齢の男性がやってきました。


かなりご高齢に見え、向かって右側を少しフラフラしながら自転車をこいでいます。


「ちょっと危ないな」


そう思って、私はゆっくりスピードを落としながら、すれ違おうとしました。

 

 

突然左から「ドン!」


そのときです。


「ドン!」


突然、左側のサイドミラーあたりから、何かにぶつかったような大きな音がしました。


「えっ、何!?」


驚いた私は、すぐにブレーキを踏みました。


左側には、家の生垣のようなものがありました。


でも、車と生垣の間には少し距離があり、枝葉に触れた感覚もありません。まして、あれだけの音がするような太い枝や木にぶつかったわけでもありません。


それなのに、確かに左側のサイドミラーあたりから、「ドン!」と、何かにぶつかったような音がしたんです。

 

 

その直後、おじいさんが車の前で転倒


そして、その直後でした。


前を見ると、先ほどの自転車の男性が、フラフラっとバランスを崩し、道の中央へ、車の前に倒れたんです。


「あっ!」


と思いましたが、男性はすぐに起き上がりました。


幸いケガもなさそうで、そのまま何事もなかったように自転車に乗って去っていきました。


私も気になって車を降り、左側のサイドミラーを確認しました。


ところが、
何の傷もありません。
何かにぶつかった形跡もない。
生垣にも触れていなかったと思いますし、周囲を見ても、「これに当たったんだろう」というものが見当たりませんでした。

 

 

あれは「止まれ」の合図だったのか...


あの音は、いったい何だったんだろう。


もし、あの「ドン」という音が鳴らず、そのまま車を進めていたら……。


ちょうど男性がバランスを崩したところに、私の車が差しかかっていたタイミングでした。


スピードは落としていましたが、それでも自転車の高齢者と車です。


衝突していたでしょう…… 今振り返っても、怖くなります。


もちろん、たまたま何かが当たっただけなのかもしれません。
偶然、何か音が鳴った直後に男性が転んだだけなのかもしれません。


本当のところは分かりません。


でも私は、


「止まれ」


と、誰かに合図されたような気がしてなりません。


神様なのか。
仏様なのか。
ご先祖様なのか。
それとも、まったくの偶然なのか。


わかりません(笑)。

 

 

こういう不思議な話はもともと好きなのですが、まさか自分自身が「あれは何だったんだ?」と思うような体験をするとは思いませんでした。


何かに守ってもらったのだとしたら、本当にありがたいことです。


そして何より、高齢の男性にも私にも何事もなかった。
それが一番でした。


世の中には、理屈ではうまく説明できないこともあるのかもしれません。


あの「ドン」という音が何だったのか。
3か月たった今でも、分かりません。

 

ただ近年の私、今の仕事への疑問、本当に自分が望んでいること、家族・子供のこと、慌ただしい中、いろいろと考えてきました。


だから、あの日、あの場所で、


「ちょっと止まれよ」

「ゆっくり、よく見たほうがいいんじゃない?」


と、誰かが教えてくれたような――そんな気もするんです。

 

今年に入ってから、自分が揺さぶられるようなことが多いんですよね~(笑)