(昨年のこどもの国BBショーで、群馬クレインサンダーズの応援パフォーマンス)
(お城で大活躍のベルと、魔女の呪いが解けた王子。村人や住人たちとの大団円)
土曜日は、アラムニーメンバーが玉村町に大集合!
最初に、本公演「愛と死の旅路~エリザベートの真実~」執筆完了の報告で、大歓声が上がる。
ハプスブルク帝国のたそがれを時代背景として、クンツェ・リーヴァイの耽美な楽曲で描く、歴史的なミュージカル大作だ。
さらに、ウィンナワルツ「美しく青きドナウ」や、ヴェルディ作曲「運命の力」も挿入して、オリジナリティを高めている。
2日ほど寝かせる必要があるため、団員への送付は来週早々になるものの、キャストはもう決まっているため、ワクワク感は止まらないだろう。
その稽古前に、どうしてもやらねばならないのが「ミュージカルメソッド」。
フレッシュやアダルトそれぞれに、60分ほどの指導はしたものの、本格的には大学の授業で2コマ分の時間が必要になる。
まずは、舞台での立ち姿と歩き方について。
経験豊富なメンバーでも、自分流のクセがついてしまいがちのため、初心に戻って美しくスキのない形と、手や足の動きを再確認する。
次に、具体的なセリフを使って発声の稽古。
「君は皇太子でありながら、民衆と共に立ち上がろうとするのか。立派だぞ!」
母音と子音、語頭と語尾、3つの声を意識し、グループ分けして声を作る。
フレッシュメンバーにとって3回目のメソッドであり、かなり身についた感じだね。
感覚と体が温まったところで、表現芸術の理論に入る。
表現力をアップさせる5つの力や、演技に響き合う五感+心覚について。
板書すると、熱心にメモを取る様子がわかる。
そしてお待ちかね。
ジャンケンで円になり、2人ずつに分かれて、アドリブで演技を競い合う。
初めは、大好きな先輩を呼び止め、ラインでつながりたいと必死に頼む学生に挑戦。
意思の疎通がうまく行かず、断られた時の絶叫が響いて、ホール内に熱気が満ちる。
休憩をはさみながら、知力と体力を精一杯使い、メソッドをやりきったメンバー。
表現者として身につけねばならない、基本中の基本を知る機会になったと思う。
続いて、9月発表予定の、ぐんまこどもの国「美女と野獣」オーディションを行う。
0歳児から大人まで。ファミリー全員で楽しめるオリジナルストーリー。
どの役も個性豊かであり、何と言ってもディズニーワールドはテンションが上がる。
あらかじめ配布した台本をもとに、セリフを情感豊かに読み合うのだ。
第一場「村の情景」から、もう笑いが起きるシーンの連続であり、声もどんどん前へ出るようになってとてもいい。
25thの新メンバーが、自己を高めつつ協力し合って、子どもたちを喜ばせて欲しい。
キャスト発表は、その日のうちに幹部から伝達される。
全員良く集中し、充実したメソッドとBBオーディションであった。