ミュージカル劇団「アラムニー」アウラリア組の通し稽古。
「メルセド」組は、10月18日の太田社会教育総合センター、ワークショップで上演形式の通しをやったからね。

一幕(約1時間半)を通した時点で課題山積。

ここで一度止めて、ダメだしと話し合いを行う。

第一幕は、ハリウッドのクラブ、ココナツグループ(グループとは、のりのいい音楽の意) での、現代と1936年が交差する場面からスタート。
ジョルジュとキャサリンの出会いがあり、一転してスペインのバルセロナへ。
スピーディな展開に観客は惹きつけられるだろう。
そして「内戦勃発」での、激しい銃撃戦といくつかのエピソードが、第二幕への伏線を作る。

キャストたちは熱演で、レベル高く表現しているが、もっと舞台の使い方を工夫し、観客の視点を意識しないと、客席まで思いが伝わらない。

第二幕は、かなり改善されたが、群像劇の大作であるがゆえに、各場のつながりに工夫を要する。

しかし、主題の「人間の尊厳」「オマージュ」が鮮やかに立ち上がってきたのはみごとだ。

取材に来た、群馬ケーブルテレビが驚いていたのがおもしろかったな。