昨日で最終回を迎えた

『正直不動産2』

最終話はNHK+にて

3月19日 午後10:44まで無料公開中です。

 

例によって、

原作である『正直不動産』の該当話も

3月26日(火)まで無料で公開されてますビックリマーク

これは是非ビックリマーク読んでドラマ版と

比較してほしいですあせる

 

特に、この人ビックリマーク

(「正直不動産」第97-98直 大規模開発より)

不動産ブローカーの桐山です。

この場面は、

開発許可がおりて、いよいよ工事着手ビックリマーク

という段階で予定地の中央を保有する

地権者の一人が解除を申し出た際に、

桐山が妨害したと永瀬財地が思い浮かべたものです。

 

その回想シーンの1コマ

第24直「借地権(後編)」で、

桐山は開発地区の中央にある一部の

土地の所有権だけを買い上げ、

登坂不動産に10倍の値段で

買い上げさせた前歴がありました。

 

桐山はかつて登坂不動産に所属し、

永瀬財地に替わって営業成績1位でした。

 

しかし、

新任の藤原課長によって、

古くからの顧客の信頼を失う羽目にあせる

永瀬財地と自分をだまし討ちにした

藤原課長をクビにするよう登坂社長に

進言しますが拒否されて

クビ同然で会社を去ったのです。

(コミック第2巻 第13-14直「告知義務」)

 

自分をクビにした登坂社長への

仕返し的な面もありましたが、

この出来事でブローカーとしての

名前が業界に知られることになりました。

 

今回のドラマ版で、

桐山が妨害したのではないかはてなマークと疑うのは、

喫茶店で地権者と会ってるのを目撃した

月下咲良でした。

この案件に無関係の桐山が

地権者と会ってるのですから、

疑って当たり前です。

 

ここで、月下咲良と桐山の

この場面ビックリマーク

これ秀逸なんですよっ!!

 

桐山はドラマの終盤に

登坂社長のもとを訪れて、

こう言ってます。

「月下咲良…。」

「良い面構えになりましたね。」

この場面と、是非是非

比較してほしいのが…

 

前作第2話のこの場面ですビックリマーク

マンション売却の媒介契約をめぐり、

永瀬財地から顧客を奪った桐山に抗議した場面です。

ここで、

月下咲良はこう発言してます。

「どうして同じ会社なのに、いがみ合うんですかはてなマーク

「私達…仲間じゃないですかあせる!?

これを聞いた2人は…

呆れてしまうあせる

桐山は…

「よくそんな少年漫画の主人公みたいな台詞が言えるなむかっ

永瀬財地も、

「恥ずかしくないのかはてなマーク

戸惑う月下ちゃんに向かって、

桐山がとった行動が、

これでした。

不動産業界は弱肉強食の世界。

「お前みたいに甘いこと言ってる奴は、とっとと辞めろむかっ

「誰かに食い殺される前に…」

不動産業界の厳しい現実を

月下咲良に突き付けたのです。

永瀬財地も、

桐山と同意見でした。

だから、

月下咲良に声をかけることなく

歩き出したのです。

しかし…

月下ちゃんは挫けませんでしたビックリマーク

 

その結果、

どうなったのかはてなマーク

 

「2」第8話

自らの成績にならないのに

同僚のピンチを助け…

同第9話

他社との契約トラブルに悩む

大勢の地主を一致団結させ、

そして…

最終話

登坂不動産が一致団結するようになったのです。

 

これら、永瀬財地の正直営業を

導き出したのは月下咲良の功績です。

 

ライアー永瀬を正直不動産にまで

変貌させたのです。

 

それは、

永瀬財地自身が解ってました。

 

だから、月下咲良のことを

「弊社の優秀な社員であり…」

「私の大切な…相棒です。」

「私は、この会社が…この仲間たちが好きなんです。」

そう断言したのです。

 

悪徳不動産屋の権化であり、

かつての自分がやっていた

顧客をだます不動産営業を続ける

鵤社長に向けて。

 

前作最終話でも、

登坂不動産の危機に一致団結はしました。

ただ、このときは

登坂社長が頭を下げた演出でした。

今回は、

永瀬財地の決意表明から、

月下、藤原の賛同意見の後、

大河部長の号令の下、登坂不動産の

社員が一致団結していくように

演出されてます。

 

登坂不動産の社員たちが、

月々の営業ノルマの中でも、

助け合い、協力して危機を乗り越える。

 

そういう会社に変貌したと、

続編では丁寧に描いてきたのです。

 

桐山と月下咲良のこの場面は、

登坂不動産の変化を象徴させる場面として

視聴者に思い出せビックリマークと言ってるのです。

昔はどうだったのかはてなマーク

 

登坂社長に向けた桐山の発言と、

それを受けた、

登坂社長の返答は…

月下咲良自身の成長はもとより、

永瀬財地や登坂不動産全体を変化させた。

そういう意味を持ってるのです。

 

って…思いましたあせるあせるあせる

(あくまでも個人の感想ですあせる

 

あ…

登坂社長、自慢げに

「そうだろうはてなマーク

っておっしゃってますが…あせる

 

前作第3話では、

成績が伸び悩む月下ちゃんを

こうおっしゃってました。

「あののんきな顔…この業界に向いてるとは思えない。」

「今回の案件でダメだったら辞めさせよう。」

その…

のんきな顔した新卒社員が、

自らの信念を貫き通して、

見事な面構えになったのです。

 

桐山や登坂社長だけでなく、

視聴者すら驚くほどに。