2014年放送のドラマ
『ルーズヴェルト・ゲーム』
この第3話のこの場面を
今更、書きます。
この続きです。
青島製作所を辞めることにした萬田は、
退職するその日の終業後に、
挨拶をすることに。
緊張のあまり、手に書いておいた
挨拶のカンペが…
汗をぬぐった拍子に、
消えてしまった
さらに、
顔が汚れてしまって、
みんなに笑われてしまう
パニックになっていると、
目に入ったのが…
野球部のみんな。
目をつぶって、
気持ちを整えた萬田は、
これまで抱き続けた思いを
語り始めます。
「あの…」
「何を言おうか必死に考えたんですけど、」
「俺…。あっいや私は…」
「青島製作所の社員でいられて…本当に幸せでした。」
「高校を卒業して、ドラフトにも漏れて…」
「働き口も無くて…」
「どうしていいか分からない私に、
青島製作所は、野球を続けさせてくれました。」
「だから…」
「その恩返しがしたくて…
必死に練習してきました。」
「会社のために…少しでも早い球を投げられたらって…」
「でも…
なかなか結果は出ずに、おまけにケガまでして、
最後まで中途半端で…」
「だから…
皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
「本当は、もっとしがみついていようと思ったんです。」
「野球から離れるのが怖くて…
プロにも未練があって…。」
「でも…。
心の中ではとっくに気付いてました。」
「俺はもう限界なんだって。」
「ただ惰性で夢を追いかけてるふりをしてるだけなんだって。」
「そんなんじゃ、どこにも行けないってこと。
自分でわかってました…。」
「そんな…
情けない俺なのに。」
「野球部の連中は…
…
俺のことを守ろうとしてくれました」
「みんな…
自分のことでいっぱいいっぱいなのに…。」
「こんな…俺のために…。」
「俺は
本当に幸せ者です」
「私の夢は…」
「皆さんが大勢駆けつけてくださった球場のマウンドで、
立派なピッチングを見せることでした。」
「ですが…」
「その夢は、とうとうかなえることはできなかった…。」
「私は、今日で青島製作所を去りますが、
私の夢は…
そこにいる沖原や、
犬彦はじめ…
野球部のみんなに託していきたいと思います。」
「いま…
裁判とか、リストラとか、
会社がもの凄い大変な状況で…
こんなこと言って良いのか分からないんですけど…」
…。
「どうか、野球部を応援してやってください」
「まもなく、
都市対抗野球の予選が始まるんです」
「みんなで応援に行ってやってください」
「あいつらは、今負ければ廃部になるとか、
とんでもない状況で、とても不安だと思うんです」
「応援に行って、
力になってやってください」
「みんなが球場に来てくれたら、
死ぬほどうれしいと思うんです」
「どうかお願いします…。」
「お願いします。」
「お願いします」
「お願いします」
「球場に行って…
球場に行ってやってください…。」
「お願いします」
そして、
始まった都市対抗野球予選。
萬田の思いを胸に刻み込み、
気合を入れてマウンドに登場した
野球部員たちが見たのは…
応援するために駆け付けた、
たくさんの青島製作所の社員たち。
ちなみに、
コチラが第1話で
連戦連敗中の頃の観客席
(ちなみに、犬彦が配送課のおっちゃんに野次られてます。)
今回はブラスバンドや、
チアリーダーもいます
ちなみに、
広瀬アリスもチアリーダーやってます。
この観衆の中には、
萬田の姿も。
ここから、
青島製作所野球部の
「負けたら廃部」という、
崖っぷちの闘いが始まります
話しを
馬場徹氏が熱演した約4分間にわたる
萬田の訴え。
この記事によると、
なんと、
「10回撮影して、一度もかまなかった」
そうです
たしかに、
全体の光景や、
野球部員たちから見た
萬田。
横からの萬田。
など、
カメラのアングルは多岐にわたります。
同じ場面でも、
複数回撮影することがあるのでしょう。
それにしても、
この熱弁を10回繰り返したとすれば、
本当にすさまじい実力です
そりゃ…
「ルーズヴェルト・ゲーム」
「99.9-刑事専門弁護士-」
「陸王」
「下町ロケット」
「集団左遷!!」
「グランメゾン東京」
「天国と地獄~サイコな2人~」
「TOKYO MER」
日曜劇場の常連俳優にもなるわけです。
それにしても、
「TOKYO MER」の高松役が、
悪印象だったので、
「ルーズヴェルト・ゲーム」を紹介しようと、
第3話を借りて何度もこのシーンを見てますが…
何度見ても泣けます
見てみて