「この国でテロは起きない。」
「テロなどこの国に存在しない。」
(TVerよりスクショ。以下同。)
「国民の安心を守るため、誰にも知られることなく未然に防ぐことで、この国の平和を守ってきた。」
公安の自負を語るのは、
警視庁公安部 外事第四課
課長 月島しずか
階級は、警視正
警察官の階級では、
警視総監、警視監、警視長の次、
都道府県ごとの組織である警察は、
その職員である警察官の身分も、
地方公務員です。
が…
警視正以上は、国家公務員となります
(警察法第56条)
各地の警察署の署長が、
このクラスの方たちです。
つまり、
警視庁の中でも幹部
ということになります。
ちなみに、
公安部って
「公安」とは、
「公共の安全と秩序」のことであり、
その維持を目的に設置されたのが、
「公安警察」となります。
(警察法第1条等)
具体的には、
国内向けには、極左・極右などの
過激派集団の監視・取り締まり。
(公安総務~第三課<四課は統計担当>)
そして、
外国勢力の日本での活動に対する
監視・取り締まりを行います。
(公安外事第一課~第四課)
2014年に作成された
警視庁の組織図。
(警視庁HPより。)
ここにも、
「公安部」というのが記載されてます。
が…
「外事第四課」は…
2021年3月のTBSニュース
「外事部門を新たに設置」というニュース。
北朝鮮が活動を活発化していることから、
これまで、アジア全般を担当していた
外事二課から、北朝鮮担当として、
外事三課を新たに設置した。
そのため、
これまで国際テロ組織を担当していた、
旧外事三課を、
「外事四課」に変更したそうです。
外事四課というのは、
今年の4月から運用されているのです。
脇に逸れましたが
稲森いずみ演じる
月島しずかという人物は、
国際テロ組織から日本を守る
実動部隊の責任者ということになるわけです。
国際テロ組織から、
「国民の安心を守る」立場の月島しずかにすれば、
国際テロ組織「LP9」と連絡を取り合った
この外国人労働者は、
「テロの片棒を担いでいる。」
ということになります。
日本医科大での清掃業務を担い、
薬品庫にも入れたこの外国人を
LP9の協力者とみて、自白を迫ります。
地下室で発生した「有毒ガス」も、
薬品庫から盗んだ材料が使われた。
それが、月島の「見立て」なわけです。
その「協力者」である外国人労働者を
部下の高松が絞り上げます。
しかし、
その口から出てきたのは…
「お金提示されたけど断りました。」
「日本好き。」
「辛いことあるけど、マジメに働いてる。」
「みんな助けてください。」
( ;∀;)
心からの「助けてください。」に、
胸を打たれたのが、
喜多見チーフ。
「必ず助けますよ。」と、
力強く答えます。
がっ
それを遮ったのが、
月島しずかこと稲森いずみ。
「お前の力ではどうにもならない。」
「政府は、不法労働者やテロリストの疑いがある者を救うリスクは犯さない。」
政府にとっては、
日本人に死者が出ることが
重大問題であり、
不法労働者の外国人が死のうが、
それは、CO2中毒による事故死で
処理する。
外国人労働者の命を何とも思わない
月島しずかの発言を
黙って聞いてる喜多見チーフ。
そこに、
官邸から連絡が。
その結果は、
なんと…
「MERに救出活動を許可してよい。」
思いもよらぬ官邸からの指示に、
呆然とする月島しずか。
(後ろのメガネのガタイデカい人がどうも気になる)
「まともな政治家もいるようですね。」
喜多見チーフの言葉に…
「赤塚知事か…」
現場の指揮権を奪われた
月島課長は、
「好きにしろ。」
「ただし我々は協力しない。」
「残りの時間、お前の力で全員を救出するのは不可能だ。」
と突き放します。
(イイですかココまでが全部フリです
)
(来ますよ感動の光景が
)
喜多見チーフ。
「いいえ。」
「俺だけじゃありません。」
それまで、月島しずかに向けていた
視線を…横に向ける。
喜多見チーフにつられて、
月島しずかも視線を向けると…
その光景にクギ付けになる月島しずか
そこには…
公安が設置したあらゆる監視カメラに
映し出される
これ、
限られた消防自動車や救急車
を
監視カメラに一斉に映し出すことで、
ものすごく多く見せてます
(撮影スタッフの工夫は見事です)
まるで、西部警察かと
思うほど、多数の緊急車両が
映し出されます。
この光景に
愕然とする月島しずかこと稲森いずみ
東京消防庁からの大規模な応援が、
到着
降りてきたのは、
そう。
千住隊長こと要潤氏
呆然とモニターを見つめていると、
音羽医師
「指揮権はコチラに移ったようですね。」
喜多見チーフ
「カルナさんはコチラの患者です。連れていきます。」
救出活動に向かうMER。
これを見つめるしかない
指揮権を奪われた月島課長は…
悔しそう。
赤塚知事からの救出命令を受けた、
MERとレスキュー隊は、
毒ガスが充満する地下室へ
この時点で、
爆発予告時間まで、10分
次々と救出していきます。
地上でも、
看護師のミンさんが、
搬送を手伝うように泣いて頼みます。
すると…
警察官も搬送に協力します。
不法労働者15名を、
地下と地上で協力して救助します
しかし、
「残り2分を切りました」
とうとう、駒場室長が撤退を命じます。
そのとき
残り1名を発見
心臓マッサージをしつつ、
薬剤を注射しようとする喜多見チーフ。
しかし
防毒マスクが曇って見えないっ
これでは注射できない
残り時間は… 1分
喜多見チーフは、
なんと…
防毒マスクをヘルメットごと脱いでしまった
そして、
注射
いいですか
ここは、毒ガスが散布された地下室です。
なのに…脱いじゃった
まるで、
第1話でやってくれた、
無謀な行動そのもの
いえ
毒ガスという点では、
第1話を超えてます
クレイジーな喜多見チーフの
行動に、この方も…
(マジかよと言わんばかりの目をする比奈先生こと中条あやみ氏。)
先に逃げるように決死な表情で指示する
喜多見チーフ
レスキュー隊が、障害物を除去して、
患者を搬送します
残り時間… 10秒
9…8…7…
6…5…
4…3…2…
1
…
爆発…なし
西部警察知ってる
筆者のオッサンからすると、
ここは爆発してほしかった
実は、
爆発予告も身代金の要求も、
ブラフ。
犯人の本当の目的は…
日本医科大の薬品保管庫の
ロックを解除するために必要な…
指紋。
事件当時の画像を見直す月島課長。
見つけた。
LP9のメンバー エリオット・椿。
重症者の搬送をためらっていた
この救急隊員が、犯人だった
(なぜ、同じ救急隊員に怪しまれなかったのかは…不明)
そのエリオット・椿こと城田優。
(「SPEC」を思い出す)
なんと…
こんなに、薬剤を盗んでいた
(えっ1人で
どうやって…
それは考えちゃダメ
)
このあと、
喜多見チーフは、
第8話で心停止したり
現在配信中の第9話では、
千住隊長が心停止します
↓
毎回、心停止者が続出する中、
新型コロナウイルスにかかってしまった
この2人。
(一日も早いご回復をお祈り申し上げます。)
最終回はどうなるのでしょう
世論に叩かれてしまうMERよりも、
月島課長の出番はどうなるのか
ソチラの方が気になります