その手に触れて、永遠に。(大宮)27 | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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少し時間が開きすぎたので前回のお話し。
↓↓↓

27




二宮の唇がみわの唇に触れた。


「これでいい?」

そう言ってふっと笑う二宮を見て胸が苦しくなった。


「二宮くん…」


「うん?」


「ありがとう…帰るね…」

そう言ってみわは立ち上がって玄関へと向かった。

そして、玄関のドアを開けて帰ろうとした時、玄関のドアがガチャっと開いた。

「えっ?みわちゃん?」

大野だった。

「大野さんっ!」


「どうしたの?」


「ちょっと二宮くんに…用があって。」


「そっか。」


「でももう帰ります。お邪魔しました。」

みわはそう言って急いで玄関から外へと出た。

みわはドキドキしていた。

急に大野さんが帰って来たこともそうだったが、二宮とキスをしたこと…


何してんだろ…私…

なんであんな事言っちゃったんだろうか。

忘れるつもりで来て自分から忘れられないことしてる。

バカみたい。

そう思いながら歩いていると自然と涙が流れた。


バカみたい。

バカみたい。

二宮くんもバカみたい…


なんで…

キスなんて。

あんな優しい顔で私を見たりして。

バカみたい。

私…バカだ。

好きという気持ちを止めたくても止められない。

大野さんから奪いたい。

みわは、そう思った。


続く