ヤキモチ(磁石)Sside | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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思い付きでSsideも書いてみました。
サッサっと書いたのでどうかなー。
お楽しみください。

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ヤキモチ(磁石)Sside


今日は、朝から寒そうだ。

先に起きてソファーに座って新聞を見ていると、カズが起きて来てカーテン越しに外を見ていた。


俺は新聞に目を通していてカズの声が耳に届かなかった。


「しょーちゃん?」

カズが俺に声をかけて来たけど新聞の方が気になって適当な返事をした。

「んー?」


「ねぇ。」
そう言って俺が座っているソファーの隣にドスッと座った。


「ごめん。これだけだから。ちょっと待って。」

そう言うとカズは読んでいた新聞をバサッと取り上げた。


「ちょっと、カズ。まだ読んでるんだけど?」

俺がムッとしてカズを見ると何だかうるうるとした瞳で俺を見てくる。


なんだよ、そんな目で見られたら俺の理性が奪われるじゃないか。


「ねぇ。聞いてるの?」

さらにうるうるとして俺に問いかける。

「はぁ?何を唐突に?」

ドキドキしたせいかちょっと苛立った言い方になってしまった。

カズがさらに瞳を潤ませている。


「だから!タコ!」


「はっ?」


「おーのさん、いつ来るの?」


カズは何だか寂しそうな顔をして俺を見ていた。
その顔にカズの言葉が頭に入って来ない。

「ん?何?」


「だから。タコ。」


「あー、そうだったね。そのうち来るよ。タコ切れないし。」


「ねぇ。オレは?」


「はっ?カズも食べるの?」


「いらない。」

カズは急にムスッとして視線を逸らした。


「へっ?何なの?」


「オレ、食べれないし。いらない。」


全くなんなんだよ。
この可愛い生き物は。
頬を膨らませて相変わらずムスッとしている。

嫉妬してんのか?

それより、俺は智くんにいつカズを取られるか・・・その方が心配なんだ。

だから本当は3人では会いたくない。

もし、3人で会ったら・・・。

カズはおーのさん、おーのさんってくっつくだろうし。
智くんもカズ、カズってベッタリするはずだ。

ダメだ。

せっかくカズは俺のモノになったのに。


「カズ?」

ちょっと覗き込むと可愛い顔して俺を見る。

「そもそも、カズが言ったんでしょ?切れないなら智くん呼べばって。」

そうだ。カズが言い出しっぺじゃないか!


「そうだけどー。おーのさん来る時は言ってね。オレ自分んち帰るから。」


おっ、3人で会う選択はカズにはないみたいだ。
俺はほっとしてフッと笑ってしまった。

「バカだな。一緒にいればいいじゃん。」って言ってみる。


「いいよ。別にさ。二人で仲良く手でも繋いでさ。」

あー、嫉妬してるよ。やっぱり(笑)

「あれ?嫉妬?してるの。」


「してない。」


ますます可愛いじゃん。


「こっちおいで。」

俺は、隣に座るカズの肩を抱いて自分の方へ引き寄せた。


「そんなにヤキモチ焼くなよ。」


カズの頬を優しくで包む。


こうして欲しいのはよく分かってる。

「ホント、カワイイやつ。」

軽くチュッとした。
柔らかい唇だ。

少し安心したようにカズは腕の中で目を閉じてそのまま眠った。


カズが嫉妬しているのが本当に可愛くて堪らなかった。

眠ってるカズの顔を見てポツリと呟いた。


「カズ。俺はちゃんと愛してるから。」

そしたら、少し微笑んだ気がした。


ホント、カワイイやつだな。

寝顔を見て自然と笑みがこぼれた。

俺がずっとそばにいてやるからな。
どこにもいくなよ。カズ。

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