捨てられない想い 続編1(ニノ) | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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続編1

あれから何ヶ月も何ヶ月も経った。


俺は毎日、彼女の事を忘れた事はなかった。


携帯についたイルカのストラップを見るたびに思い出していた。



他の女の子と知り合って付き合う事になっても、彼女の事が心の隅の方で俺をつついた…



あいつ以上に好きになれない。


時々、彼女とのアルバムを見ては泣きそうになる自分が情けなかった。

あの時のメモもずっと挟んである。


何度も読み返して、もうボロボロになっていた。



――楽屋


相『ニノ最近元気ないね…』


翔『そうだなぁ…なんか身に入ってないよな…仕事に集中してないって言うか…』


大『……』


潤『だいぶ前に彼女と別れたんだよな…それかな?』



俺が楽屋へ行くと…
一斉に俺を見る


ニノ『なにっ!?』


翔『いや…最近元気ないみたいだから…』


二『そんな事ないよ』
と笑って見せる


相『別れた彼女の事?』


潤『バ力っ!また余計な一言を…』


二『違うよ…心配しなくても大丈夫だから…みんなありがと』


大『ニノにはオイラがついてるじゃんっ』と抱き付いてきた


二『そうそ、俺には大野さんがいるからね』と大野さんにひっついて見せる



みんなの優しさは嬉しかったけど…


俺がいつまでも彼女を引きずってるなんて。


言えない。



ある日、雑誌の取材で公園に来た。


ここは、昔彼女と来た事のある公園。



その時ふと目に止まった、見たことのある後ろ姿。


あれ?



小さい子と砂場で遊んでる後ろ姿。


間違いない。


彼女だ。



ふ〜ん…そうか…


結婚して子供が生まれたんだな…


自分を納得させるように、何度も


《彼女は結婚したんだ》と繰り返した。


なるべく彼女に見られないようにした。


でも撮影が始まると人だかりが出来て、そうもいかなかった。



遠くに彼女の姿が見えた。


笑顔を作らなきゃ。


そう思いながら彼女の姿を目で追ってしまう。


彼女は俺を見てどう思っただろうか?


気付けば彼女の姿はなかった。



辛くて胸が苦しくなる。


撮影にも身が入らない。


家に帰ってからも公園で彼女が子供と楽しそうにしていたのを思い出してしまう。


ベッドに潜り込むと携帯についているイルカを握りしめながら、ジッと考えていた。


いつになったら忘れられる…?




続く