片想いと親友と。(翔潤)8 | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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俺は激しく後悔していた。


なんで、好きだなんて言ったんだろう。


言わないままの方がいつでも会えたじゃないか。


バカだ。


そもそも、俺は恋愛が下手だ。

うまく気持ちを伝えられない。
伝えてもフラれる。


そんな事の繰り返し。


今日は、もう頭が回らない。


仕事に行かなくちゃならないのに、体が重い。




玄関でうなだれていると、リビングから携帯の鳴る音が聞こえてきた。


俺は仕方なくリビングまで行った。



ーはい、どうした?

相手は潤くんだった。


ー翔さん?今日忙しい?


ーえっと、仕事だけど…。


ーそっか、ちょっと会えない?話したい事があるんだ。


俺は「話したい事」と言われてドキッとした。


ー何?!


ーそれは、会ってから。夕方には終わるかな?


ー今日は、ちょっと…。明日ならいいよ。


ーじゃあ、明日。


ーあぁ。じゃあ、明日。



話したい事。きっと、あかりの事に違いない。
好きだなんて言ったからだろうか…?


俺は何だかイライラしてきて、頭を掻きむしった。


あーもぅっっ!!

何なんだ、いったい!


なんで、好きだなんて言っちゃったんだろう。


続く