智くんとニノと翔ちゃんと。(智くんbirthday2015)☆2 | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

まったり、嵐さん小説を書いています。日々の出来事も書いています。お時間ある時にゆっくり覗きに来てください。コメント、いいね!喜びます(*^^*)
気になったらぜひ読者登録もお願いします.*・゚ .゚・*.


コンサートも、無事に終わりホテルの部屋に戻ってソファーに座ってビールでも飲もうかという時、部屋のチャイムが鳴った。

誰だ?これから飲もうと思ってたのに。

覗き穴から見るとニコリと笑った男が見えた。


なんだよ、これからゆっくりしようと思ってたのに。

大野は仕方ないというふうにドアを開けた。


「何?」大野はドアを開けてまたソファーへと戻った。

「ちょっと、せっかく来たのにその言い方はないんじゃないですか?」


「だってさ、さっきまでコンサートだったんだよ?踊って歌ってさ。疲れてないの?」

「疲れてない。大野さんに会うためにさ、体力残しといたの。」

二宮は、大野の隣に座ってニコリとした。

「ダメだよ、そんな顔したって」と言って大野はふふふと笑った。

「でもさ、せっかく来たんだし。」二宮は大野に擦り寄った。

「気持ち悪いな。どうしたの?」

「今日はさ、誕生日でしょ?ね?」

「まぁ、みんなにお祝いしてもらったしね。」大野は嬉しそうにビールを1口飲んだ。

「コンサート中 おめでとうって私も言いましたよね。ふふ」

「うん。嬉しかったよ。それよりさ、帰ったら?」

「えー、冷たい。」二宮はちょっと膨れた。

「明日も早いでしょ?」

「んー。」二宮はさらに膨れた。

その時、メールが鳴った。

「何か、鳴ってますよ。」二宮はふてくされながら大野のビールを飲んだ。


「あ、翔くんだ♡」大野は嬉しそうにメールを読んでいた。

二宮は面白くなさそうにソファーに浅く座って背もたれに寄りかかった。


メールを読んでいる大野の太ももに手を置く。


「ちょっ、ニノそこダメだって(笑)」

「で?翔ちゃん、何だって?」

「教えない。」

「えー?!なんで?」

「いや、2人のメールだし教えない。」

「ふーん。プレゼント、持ってきたのにな。」二宮はつまらなそうにまたビールを1口飲んだ。

「ちょっとそれ、俺の。」

大野は二宮からビールを奪い取った。

「ねぇ、翔ちゃん何だって?」
二宮はさらにしつこく聞いた。


「だから、教えない。」
そう言いながら大野は嬉しそうにニヤニヤとしていた。

「だーかーら。ニヤニヤしてるし。教えてよ。」

「やだ。」

「太ももくすぐるよ?」

「ダメだって。」

「あーもう、じゃあ帰ります。プレゼントそこに置いたからね。」

二宮はそう言うと部屋から出て行った。

大野はプレゼントを探したけれどどこにもない・・・



部屋から出た二宮は、自分の部屋へと戻ろうと廊下を歩いていると向こうから櫻井が歩いて来るのが見えた。

「あ、翔ちゃん!」二宮は櫻井の元へと駆け寄った。

「お、ニノ。どうしたの?」

「ちょっと、大野さんの所にね」と言ってニヤっとした。

「何?ニヤニヤして。」

「いや、別に。ふふ。」そう言って二宮はさらにニヤニヤした。

「なに?(笑)」櫻井は不思議そうに二宮を見た。

「それより、翔ちゃん。大野さんにメールしたでしょ?」

「えっ?あー、したけど。」

「ふーん。そっか。」

「だから、なに?」

「いや、あんなメールするんだな、と思って。。」二宮はまたニヤリと笑った。

「えっ?メール見たの?」

「・・・ふふ。」二宮は口を手に当てて小さく笑った。

「えっ?見たの?すげー恥ずかしいんだけど。」

「ふーん。翔ちゃんはそうなんだ。」

「そうなんだって言うか・・・智くんにおめでとうって言っただけだし。」

「おめでとう?それだけ?」上目遣いで櫻井を見る。

「・・・うん。智くんおめでとうって。なんかおかしい?」櫻井は、何だか急に恥ずかしくなってきた。

「いやね、おかしくないけどさ。他に何か書いたでしょ?」


「あー、実は夜中に智くんに間違ってメール送っっちゃって。」

「へー、そうなんだ。」

「その、謝りのメールとおめでとうってメールだけど。。」

「ふーん。で?間違えたって?」二宮は櫻井の顔を覗き込んだ。

「だから、夜中にメールの下書きしてたら、間違って送信しちゃって。その事を謝って、改めておめでとうって言って。これからも、ずっと一緒にやっていこうねって。」

「ふーん。で?」

「大好きだよって。」

「へー。ふふふ。」二宮は何気ない顔で、おやすみと言って部屋へと戻って行った。

櫻井はハッとした。

やばっ!ニノの誘導に乗って喋っちゃったよ。
ニノのやつ、本当はメールの内容なんてしらなかったんだな。

あーくっそー。また弱みを握られた(笑)


一方大野は二宮が置いたと言ったプレゼントを探していた。

あれ?ないよな。。

プレゼントなんて嘘か?!

なんだろ?


二宮は、部屋に戻って可笑しくて笑った。
翔ちゃん、騙されやすいんだから(笑)
大野さん、プレゼント見つけられたかな。

私のプレゼントはね、愛ですよ。愛。

ちゃんと見つけてくださいよ。


大野は、何かに気付いた。

ズボンのポケットを探ってみる。

いつの間に・・・。

可笑しくて笑った。

ポケットの中にはトランプのカードが1枚入っていた。


ハートのエース。

《いつまでも、そのままのリーダーでいてください。大好きです。》


あはは(笑)ニノらしい。

今日は、みんなから《大好き》だって言ってもらえて本当にいい日だったな。

実は、他のメンバー相葉と松本からも似たようなメールをもらっていたのだった。

幸せだな。俺。。

大野は、残りのビールを飲み干すと静かにベッドに入って眠りについた。


おめでとう、智くん。
2015.11.26