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ん?
こんな時間になんだろ?
ベッドの枕元に置いてあるスマホの時計を見た。
3時。
まだ、こんな時間。夜中か・・・
大野はなんだか眠れなくなってそのままベッドから起き上がった。
部屋のすみにある椅子に座ってスマホをもう一度見た。
《誕生日おめでとう》
一言そう入っていた。
誰?
メールの相手を確認する。
翔くん?
あ、翔くんか。
何もこんな時間に。
眠れなくなっちゃったよ。
そう思いながらも大野は嬉しかった。
誕生日覚えててくれたんだ。
あー、でも今日からまたコンサートだしな。
もう起きててもいいか。
でも、まだ早いか(笑)
大野はまたベッドへ戻って眠ってしまった。
続く