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ー翔の部屋ー
サオリ「ねぇ、アキ達遅くない?」
智「今頃、イチャイチャしてんじゃないの?」
潤「…にしても遅いよな。」
サオリ「私、ちょっと見てくる。」
潤「俺も行く。翔さん意外に不器用だからな…」
智「えっ?みんな行っちゃうの?」
潤「大野さんは、留守番ね。」
と、潤はジャケットを着ながら言った。
智「え~、留守番かよっ」
潤「誰か戻って来た時に誰もいないと困るだろ?」
智「え~!!やだな、留守番…」
智は、つまらなそうにブーッとふてくされた。
潤「いいから、留守番ねっ!!」
智「やっぱ、俺が行くっ!」と言って智は立ち上がった。
潤「ん~、わかったよ。じゃあ智くん行って来て。」
そう言うと潤はジャケットを脱いだ。
智はちょっと嬉しそうに上着を着てサオリと部屋から出て行った。
潤「ったく!智くんは、翔さんの事になると…心配で仕方ないんだな。」潤は可笑しくなってちょっと笑った。
外に出ると智は「翔くん、大丈夫かな。あんなにいろんな事出来るくせに本当、恋愛には不器用なんだよな。」とため息をついた。
「本当に。翔くんもアキも不器用すぎて笑っちゃうよ。」サオリも智の方を見て言った。
「全く、世話の焼ける二人だな。」
「本当…。」
「じゃあ、俺はあっち見てくるから。」
「うん。私はこっち行ってみるね。」
智とサオリは二手に別れて翔とアキを探した。
続く