どっちが好きなの?(ニノversion)4 | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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私は潤くんをベッドまで運ぶと、自分はソファーで横になった。 


結局、潤くんを運ぶのにかなり手間取った。 


とにかく重い…。 



ソファーに横になると携帯が鳴った。 


カズからだった。 


私は恐る恐る携帯に出た。 


―もしもし…? 


―あのさ、俺が死んじゃってもいいわけ? 


―ごめん、カズ、ちょっとトラブルが発生して… 


―トラブル?もぅなんだよ? 


―ごめんね… 


―もういいよ… 


電話は切れてしまった。 
外はうっすらと明るくなり始めていた。 



ちょうど潤くんが寝室から起きてきた。 


「あの…、ごめん覚えてなくて…なんでおまえんちのベッドで…?」 



「覚えてないのっ!?もぅ、潤くん最低…」と私は呆れ顔で言った。 


「俺、なんかした?」 


「相当したっ!」と私は潤くんに向かって指をさした。 


「ごめん…本当に記憶ない…」 


「もぅ潤くんのせいで…」と言いかけて止めてしまった。 


「俺のせい?」と自分を指さして、戸惑っていた。 


「もういいよ…」 


「なんかわかんないけど、ごめん…」 


「もういいって。」 



「本当になんで?説明してよ。」 


「昨日酔って、この部屋の前で眠っちゃったのっ」 


「マジで!?」 


「マジでっ」と私は潤くんを軽蔑するように睨んだ。 



「ごめん…俺なんか言った?」 



「相当ねっ!かなり言ってた。」 



「ヤバイな…俺…ごめん。」 


「もぅいいよ。朝ごはん食べる?」 



「あっ…うん。」 


潤くんは朝食を済ませると『本当、ごめん』と、気まずそうに帰って行った。 




続く