―ねぇ、今度の日曜日、暇?
―えっ?暇だけど…なんで?
―ご飯でもどうかな?って。
―いいけど…
そうやって、たまに潤くんと会っていた。
私は友達として。
でも潤くんは違ったみたいだった。
私がカズと付き合い始めてから3ヶ月が経った頃 、潤くんの気持ちを知った。
いつものように、潤くんが家に遊びにやってきた。
「どうぞ、上がって。」と部屋に通すと潤くんは私をソファーに座らせた。
「何?改まって。」
「あのさ、今更こんな事言うなんておかしいかもしれないんだけど…」
潤くんは何か言いたそうに私を見た。
「ん?」
「今までさ、その、友達としてやって来たわけだけど…」
「うん。」
「ニノと付き合いだしてから、何だか、おまえが気になってさ…おかしいって思うんだ。友達の彼女なのに…でもさ、やっぱり…」
そこまで言われて、鈍感な私でも潤くんが何を言いたいかは察しがついた。
「潤くん、あのね、私はカズと付き合ってるの、だから…」
そこまで言いかけて、潤くんに私はギュッと抱きしめられた。
「潤くんっ…」
「どうしても、好きなんだっ」
「潤くん、ごめんっ…ダメっ」私は慌てて、潤くんを押しのけた。
「ごめん…やっぱり、俺どうかしてた…よな。」
「……」
その時、玄関のドアが開く音がした。
カズだ。
私は慌てて、乱れた髪を直し玄関へ向かった。
「カズっおかえり」
「うん、ただいま」そう言ってニコッと微笑んだ。
「あれ?誰か来てんの?」
「うん、潤くんが…」
「へぇ~、潤くんが?」
そう言ってちょっと嫌な顔をした。
部屋に入り、潤くんを見ると「俺の彼女になんかした?」と半分冗談ぽく言った。でもその顔は真剣だった。
「ちょっと寄っただけだから。じゃあねっ」と潤くんはカズとは目を合わさず帰って行った。
カズは潤くんが帰ると私をソッと抱き寄せた。
「おまえ…潤くんと同じ匂いがする…」
「何言ってんの?」
カズは私を体から離すと、私の目を見て言った。
「おまえ、浮気すんなよ?」
「カズ、何言ってるの?私はカズが好きだよ。」
私はちょっとドキッとしたけど、そう答えた。
続く
でも潤くんは違ったみたいだった。
私がカズと付き合い始めてから3ヶ月が経った頃 、潤くんの気持ちを知った。
いつものように、潤くんが家に遊びにやってきた。
「どうぞ、上がって。」と部屋に通すと潤くんは私をソファーに座らせた。
「何?改まって。」
「あのさ、今更こんな事言うなんておかしいかもしれないんだけど…」
潤くんは何か言いたそうに私を見た。
「ん?」
「今までさ、その、友達としてやって来たわけだけど…」
「うん。」
「ニノと付き合いだしてから、何だか、おまえが気になってさ…おかしいって思うんだ。友達の彼女なのに…でもさ、やっぱり…」
そこまで言われて、鈍感な私でも潤くんが何を言いたいかは察しがついた。
「潤くん、あのね、私はカズと付き合ってるの、だから…」
そこまで言いかけて、潤くんに私はギュッと抱きしめられた。
「潤くんっ…」
「どうしても、好きなんだっ」
「潤くん、ごめんっ…ダメっ」私は慌てて、潤くんを押しのけた。
「ごめん…やっぱり、俺どうかしてた…よな。」
「……」
その時、玄関のドアが開く音がした。
カズだ。
私は慌てて、乱れた髪を直し玄関へ向かった。
「カズっおかえり」
「うん、ただいま」そう言ってニコッと微笑んだ。
「あれ?誰か来てんの?」
「うん、潤くんが…」
「へぇ~、潤くんが?」
そう言ってちょっと嫌な顔をした。
部屋に入り、潤くんを見ると「俺の彼女になんかした?」と半分冗談ぽく言った。でもその顔は真剣だった。
「ちょっと寄っただけだから。じゃあねっ」と潤くんはカズとは目を合わさず帰って行った。
カズは潤くんが帰ると私をソッと抱き寄せた。
「おまえ…潤くんと同じ匂いがする…」
「何言ってんの?」
カズは私を体から離すと、私の目を見て言った。
「おまえ、浮気すんなよ?」
「カズ、何言ってるの?私はカズが好きだよ。」
私はちょっとドキッとしたけど、そう答えた。
続く