どっちが好きなの?(ニノversion)2 | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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―ねぇ、今度の日曜日、暇? 


―えっ?暇だけど…なんで? 


―ご飯でもどうかな?って。 


―いいけど… 



そうやって、たまに潤くんと会っていた。
私は友達として。 
でも潤くんは違ったみたいだった。 



私がカズと付き合い始めてから3ヶ月が経った頃 、潤くんの気持ちを知った。 


いつものように、潤くんが家に遊びにやってきた。 



「どうぞ、上がって。」と部屋に通すと潤くんは私をソファーに座らせた。 


「何?改まって。」 


「あのさ、今更こんな事言うなんておかしいかもしれないんだけど…」 
潤くんは何か言いたそうに私を見た。 


「ん?」 


「今までさ、その、友達としてやって来たわけだけど…」 


「うん。」 


「ニノと付き合いだしてから、何だか、おまえが気になってさ…おかしいって思うんだ。友達の彼女なのに…でもさ、やっぱり…」 

そこまで言われて、鈍感な私でも潤くんが何を言いたいかは察しがついた。 


「潤くん、あのね、私はカズと付き合ってるの、だから…」 
そこまで言いかけて、潤くんに私はギュッと抱きしめられた。 


「潤くんっ…」 


「どうしても、好きなんだっ」 


「潤くん、ごめんっ…ダメっ」私は慌てて、潤くんを押しのけた。 


「ごめん…やっぱり、俺どうかしてた…よな。」 


「……」 

その時、玄関のドアが開く音がした。 

カズだ。 


私は慌てて、乱れた髪を直し玄関へ向かった。 

「カズっおかえり」 


「うん、ただいま」そう言ってニコッと微笑んだ。 


「あれ?誰か来てんの?」 


「うん、潤くんが…」 


「へぇ~、潤くんが?」 
そう言ってちょっと嫌な顔をした。 


部屋に入り、潤くんを見ると「俺の彼女になんかした?」と半分冗談ぽく言った。でもその顔は真剣だった。 


「ちょっと寄っただけだから。じゃあねっ」と潤くんはカズとは目を合わさず帰って行った。 


カズは潤くんが帰ると私をソッと抱き寄せた。 
「おまえ…潤くんと同じ匂いがする…」 


「何言ってんの?」 


カズは私を体から離すと、私の目を見て言った。 
「おまえ、浮気すんなよ?」 


「カズ、何言ってるの?私はカズが好きだよ。」 

私はちょっとドキッとしたけど、そう答えた。 



続く