ちょっと昔に書いたこんなお話しが出てきたので少し手直ししてみました( *´꒳`*)
ではでは、どうぞ♡
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何?声に反応して目が覚めた。
「智?起きた?」目の前でニコっと笑う顔が見えた。
「誰?」
「あ、起きました?」
「えっ?」
「忘れちゃった?昨日、泊まったでしょ?大野さん?」
「えっ?」
そう言えばそんな気がする…。
大野は、体をベッドから起こしゆっくりと周りを見渡した。
ここ、どこ?
「大野さん、ご飯食べる?コーヒー飲みます?」
「あ、えっと…」
「とりあえず起きて来てくださいよ。もうお昼ですよ。」
二宮がニコリとしながら手招きした。
大野はベッドから下りるとリビングへと行った。
「カズ?どこ?」
「こっちですよ。大野さん。」
二宮の声のする方へ行くとキッチンにいた。
「大野さん、昨日の事忘れちゃった?」
「えっと、あれ?どうしたっけ?」
大野は戸惑いながら二宮を見た。
「ふふふ。秘密です。」二宮はニヤニヤしながら大野にコーヒーの入ったマグカップを渡した。
「えっ?何?オイラなんかした?」
「いや、別に。」二宮は意味ありげにニヤつく。
大野は、うっすらとした記憶だか少しずつ思い出していた。
そう言えば夕べ・・・
居酒屋で。。
『和也ー』大野は酔っ払って二宮にくっついていた。
『もう、大野さんダメだって。』
『智くん?帰るよ。』櫻井が大野を抱き起こそうとしても酔っ払っていてダメだった。
『ふへへ、翔ちゃん♡』
『和也ー』大野は酔っ払って二宮にくっついていた。
『もう、大野さんダメだって。』
『智くん?帰るよ。』櫻井が大野を抱き起こそうとしても酔っ払っていてダメだった。
『ふへへ、翔ちゃん♡』
『もう、智くん、ほら。』無理やり起こして連れて帰ろうとした。
『やだよー、今日はカズと帰るの。』
『はぁ?もう、智くんなんなの?!』櫻井は不満そうに大野を二宮に託した。
『ニノ、頼んだよ?智くんの事。手、出すなよ?智くんに。』
『ちょっと、翔ちゃん。手出すって(笑)大丈夫ですよ。』
櫻井はそのまま帰って行った。
『あー、大野さんしっかりして下さいよ。』
二宮は頑張ってタクシーを拾って大野をタクシーに詰め込んで自分も乗り込んだ。
翔ちゃん、帰っちゃうし。どうしよう。
そんなことを思いながらタクシーに乗っていた。
しばらく走ると二宮のマンションにタクシーが着いた。
酔っ払った大野を必死で抱えながらどうにか部屋まで運んだ。
重いよ、大野さん。
そのままベッドまで運ぶと布団を掛けてその場をあとにしようとした時、大野が二宮の腕を掴んだ。
『ちょっと、大野さん?』
『かずなりー。ふへへ、行かないでよ、一緒に寝よ?』
『はっ?ちょっと、大野さん?』
『いいじゃん、たまにさ。』
『翔ちゃんに怒られちゃいます。』
『いいよ。翔ちゃんは。もう最近冷たいんだよ、翔ちゃん。』
『大野さん…』なんだか、二宮は切なそうな大野を見てほっとけなくなった。
『今日だけですよ?』そう言って一緒にベッドに入った。
ベッドに入ると大野が二宮にくっついて離れない。
『カズぅー。寂しいんだよ。』
『ちょっと、おーのさん?ダメだって。』
『いいじゃん。ねっ?』
そう言いながら二宮の真ん中をタッチして来る。
『あ...おーのさん。ダメですよ。』
『カズぅー。もう我慢できないよ。』
さらに強く刺激してくるもんだから二宮もつい声が漏れる。
『和也、エロいよ...うへへ♡』
甘えられると弱い二宮はつい大野に答えてしまった。
『大野さん?寝ちゃったか。』
二宮は、大野の頭を撫でるとそっとベッドから出た。
ふふふ、大野さん可愛いですよ。
甘えてきたりして。
唇。思ったより柔らかかったな。ふふ。
あー、でも翔ちゃんに怒られちゃいますね、完全に。
「あ、あのさカズ、このことは翔ちゃんには内緒で。」そう言って大野は二宮の前で手を合わせた。
「思い出しました?もうダメですからね。」
「カズごめん。」
「謝るのも違うでしょ?とりあえず翔ちゃん呼ぶからね。」
しばらくすると櫻井が迎えに来た。
「ニノ、ありがとね。智くん行くよ?」
「あぁ。」大野はちょっと、オドオドしながら返事をした。
なんだか様子がおかしい大野に櫻井は「ん?まさか、ん?」大野と二宮を交互に見た。
「どうしました?翔ちゃん。」
二宮がとぼける。
「手、出した?!」
「なんで、そうなるの、翔ちゃん。大野さん昨日は、酔っぱってすぐに寝ちゃったし。ねぇ、大野さん?」
「あぁ、なんだか酔っ払って記憶がないしたぶん、相当酔ってたから寝ちゃったみたい。」
「ふーん。」櫻井は何だか不満そうに大野を連れて帰って行った。
あぶな…。翔ちゃん勘が鋭いな。
ふふ、でもまぁいいや。
大野さんと、甘い夜を過ごせた事を思い出しては二宮は顔がニヤけた。
大野は、櫻井と帰る途中、バレないかとドキドキしていた。
「翔ちゃん。怒ってる?」大野は恐る恐る運転席の櫻井に聞いた。
「別に。」
怒ってる。
「何にもなかったから。。」
そう言った途端櫻井が「嘘をついてもわかるから。」と運転席から大野を見た。
「えっ?」
「智くん。もうさ、やなんだよ。」
櫻井は切なそうにハンドルを握った。
「ごめん。酔った勢いとは言え…」
「もういいよ。」
「ごめん。最近冷たいからさ、翔ちゃんが。」
「そんな事ないんだけどな。逆にごめん。」
「うん。」
櫻井は大野の手を握るとスピードを上げた。
櫻井のマンションへと着くと、二人はそのままベッドへと行った。。
櫻井は、大野の温もりを感じて安心して眠りについた。
大野もまた、ゆっくりと眠りについた。
二宮は、大野の温もりを思い出していた。
ふふ、また大野さんと...♡
そんな事を思いながら眠りについた。
終