Only Love(智くん)3 | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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何だか不思議。

最初はどうでもいいなんて思ってたのに。

いろんな事を考えてみたら、出かけるとき誘うのはいつも私の方からだった。

智くんから誘われた事なんてあったかな。


私が無意識に好きだと思ってたから、、だよね。


私はiPhoneを見つめながら電話をしてみようかどうしようかと迷っていた。


どうしよう。


私、本当に好きなの?

自分の気持ちにも疑いをもつ。

今日は、ただなんとなく、智くんが素敵に見えただけかも(笑)


智くんのふにゃっとした笑顔が頭から離れない。
あんな風に笑う人初めて出会ったよ。

優しく笑って『トモちゃん。』ってさ。
彼は私をどんな存在だと思ってるんだろう。

友達・・・かな。

ただの絵描き友達。

共通点はそれだけ。

画材を一緒に買いに行って一緒に絵を描く。

でも、一緒に描いたのなんて一度だけだ。

智くんが描く絵を一度だけ見た。

私には追いつかない。私の絵なんて本当に趣味みたいなもの。智くんは個展までやる人だ。レベルが違う。

そう。私と智くんは全然違う人。

合わないよ。

智くんのあの笑顔がいつも頭をよぎる。

優しく笑う人。

ふふふと笑って私を見つめるその笑顔が好き。

あの大きくて綺麗な手で絵を描く。

一度だけ手が触れた時ドキッとした自分を思い出した。

こんなに好きだったんだ、私。


私はもう迷うことなく智くんへ電話をかけた。