翔ちゃん誕生日(2015) | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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翔ちゃん、Happy Birthday。


私は1人部屋でテーブルに乗ったBirthdayケーキにロウソクを立てる。


何歳だっけ?(笑)


私の方が年上。


分かってるんだよ。


誕生日が来るたびに私と翔ちゃんは、年の差が縮む。


でも、私の誕生日が来るとまた、年の差は開く。


私は3月生まれ。


1月生まれの彼が33歳になった時、35歳の私と彼の年の差は、2つ。


でも、3月になったら、また3つ差になってしまう。


私は無理やり33本のロウソクをケーキに刺した。


彼のライターで火をつける。


まだ帰らない彼の代わりに「ふー」と吹こうとした時にロウソクの火が消えた。


「えっ?」思わず私が声を出して驚くとイスに座る私の後ろから低い声がした。

「それ、刺しすぎ(笑)」


振り返ると翔ちゃんだった。


「ただいま。」彼が眉を下げた笑顔で私に微笑んだ。


「おかえり。」そう言う私の頬には何故か涙が伝った。


彼は私の顔に触れて「なんで泣くの?」と頬に伝った涙を拭ってくれた。


おかしいな・・・
なんで、泣いてるんだろ?

彼の顔を見て安心したのか「おめでとう。」と言いながら私は泣いていた。

「バカだな。俺の誕生日に泣くやつがいるかよ?」


「・・・」


「バカ。」そう言いながらつられて彼も泣いていた。


「おめでとう。翔ちゃん。」


「今年は一緒に誕生日祝えるね。」


「それで泣いてたの?」


「うん。」


「バカだな。」


彼はイスに座って泣いている私の後ろからギュッと抱きしめてくれた。


「何回目の誕生日?」私が涙を拭いながら聞くと


「2人が出会ってから5回目だよ。忘れたの?」


「覚えてるよ。翔ちゃんを試したの。」そう言って、彼の方に振り向くと彼の優しい唇が下りてきた。


目が合うと彼は恥ずかしそうにニコッと微笑んで、「食べよ。」と言った。


私の作った不格好なケーキに刺さったロウソクを一本ずつ取りながら彼が言った。


「今日は、一緒に祝ってもらえて本当に嬉しいよ。いつも誕生日は仕事だもんな。」


「うん・・・」


彼は私の取り分けたケーキを頬張りながら「いつまでも一緒に祝えたらいいな。」そう言ってニコッと眉を下げて笑った。


翔ちゃん、誕生日おめでとう。


いつまでも、そのままの素敵なあなたでいて下さい。





「ケーキ美味しいよ。不格好だけど(笑)」


「もう、酷い。一言 余計だよ。」


「嘘、嘘。本当にありがとう。大好きだよ。」


「翔ちゃん、今日はおめでとう。私も好きだよ。」そう言うと、彼は恥ずかしそうに微笑んだ。