心にゆとりが無かったり、何か1つの事を思いつめてしまうと、知らず知らずに視野って狭くなる。

 

つきよのかいじゅう

長新太 作

佼成出版社


ある山奥に、昔から怪獣がいると言われている湖があった。

岸では1人の男が10年も湖で生活をしている。
湖から怪獣が出てくるのを待っているのだ。

そして、ある月夜の晩。
ついに怪獣が湖から姿を現す!
夢中でシャッターを切るが、それは怪獣ではなく……。

怪獣よりもスゴイ物が湖から姿を現したというのに、男は落胆するのです。

「ネッシーみたいな怪獣を待ってるんだ」…と。
男は怪獣(だけ)を10年待ち続けた事で視野が狭くなってしまったのか、その大スクープに気がつかない…。

 

まさかの展開に笑えて、大人にはウッと胸にくるものがあるナンセンス絵本。

 

4・5歳位~大人へおすすめ

(読み聞かせにも○)

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