なぜ昔話では、老夫婦の2人暮らしが多いのか。

この絵本は、昔話が作られた時代背景や暮らしにも触れられています。
 
かさじぞう (松谷みよ子むかしむかし)

かさじぞう

松谷みよ子 文
黒井健 絵
童心社
 
ある年の大晦日、笠作りのお爺さんが雪の中で出逢ったのは…。
 
子どもを生かし育てるという事が、遥かに大変だった時代。
 
苦しみ悲しみを知っているからこそ、互いや他人を労わって生きてきたお爺さんとお婆さん。
 
ですから、お爺さんは雪に埋もれたお地蔵様が我が子に重なり放ってはおけなかったし、お婆さんもお爺さんを咎めませんでした。

お地蔵様から贈物をもらった後も、2人は変わらず慎ましく暮らして行くのだろうという事が、ラストの絵から想像できます。
 
大晦日の夜に心があたたまるお話。
 
4・5歳位~大人へおすすめ
(読み聞かせにも○)

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