※この作品は実在の人名が登場

 しますがあくまでも個人の妄想

 で、完全フィクションです❕

 またBL(ボーイズラブ)要素を含み

 ますのでご理解頂ける方のみ

 お読み下さい❕❕🙏❌

 ご理解頂けない方、

 BLの意味が判らない方はこの

 ままお戻り下さい🙇💦💦

また、こちらに初めていらした方は最初にこの

ページをお読み頂き、納得されたうえで『自己

責任』で読み進めてください🙅 

※今回、本当に妄想色が強いので、それでも

  ホンワリ読める方のみお付き合いください☕


またまたどうも、ぼくです。
さて、続きです。
そもそもがそんなにアルコールを飲んでいた
訳でもなく。
この寒空北風強風ですっかり酔いは醒め。
どうしようかと思案するぼくがいました。
あと少しでバスは来るし、このまま乗り込ん
でキャップを目深に被ったらバレすに目的地
まで着けそうだけれど。
反面、結構ギュウギュウなすし詰め状態の、
皆さんただでさえピリピリしている車内で
万が一にでも正体ばバレた時の騒ぎが全く想
像出来ません。
(見る限りは前も後ろも年配男性ばかりなので
  そうそうぼく大好物の「キャー💕」状態にな
  る事も考え難くはありますが)
ここまで待って今から一駅分歩くのも流石に
しんどいし。
かと言って今更タクシーの列に並び直すのも
きっと今はバス以上に混雑していると思われ
る訳で、そんな喧騒に今更並び直す勇気も気
力もなく。
なんやかんやと頭の中でシミュレーションし
ているうちに無駄に時間だけが過ぎていきま
す。
完全プライベートな日に、せっかくの休暇の
マネージャーくんを呼び付けるなんて、やっ
ぱりぼくには無理めで。
めっちゃ真剣に考えて、「弟分から運転手に
昇格した(笑)」風磨に結構本気で連絡しよう
かとスマホを握り締めて何度めかの躊躇をし
ていた最中。
ブブブブ、と大きくスマホが震えてぼくは
「おわっ!?」て声と共にかなり大袈裟にビク
ンと反応してしまい。
周囲に不振がられない様、ゴホンとわざとら
しく咳払いをしてからキョロキョロと周囲を
伺いました。
よ、良かった……まだぼくの正体には誰も気づ
いていないようです。

何の連絡だろうと明るくなった画面に視線を
移すと

「やっぱり、いた!!!」

と、ビックリマークが3列。
え、何の事!?と、またまた挙動不審になるぼく
に、まだブブブブ、とスマホが震え。

「後ろ、後ろ!!!そのまま列を離れて後ろに30
  歩、歩いてきて!!!!」

ビックリマークが今度は3列と4列……

だから何が!??と思っていると、少し遠い暗がり
に停まっていた車からパッシングされる。

あれ……って
!?あの車っっ!!?

あまりにも見覚えのあり過ぎる車に、ぼくは意
味もなくバスの列待ちの方々にペコリと頭を下
げて、小走りにその車に近付きました。

恐る恐る助手席を開けると簡単にドアが開いて、
暖かい空気がモワッと漏れてくる。

暑っつ、南国かっ!?
絶対これって、寒空に立っていた俺仕様の温度
設定な訳で。
(ここからオトノハ仕様ではなくなります:笑)

「えっ、えっ、な、何でここに居るの!??」
素直な俺の疑問に
「それはこっちの台詞だよ。何でまだここに居
  るの!?」
珍しく少し語気を荒げて質問返しされる。
「えっ、あ、だって、知らない道一駅分歩くか、
  今からタクシーに並び直すか考えてたら……一
  番バス路線が安パイかなぁ、って……。」
何だか叱られている気分になり、語尾もモゴモ
ゴと言い淀んでしまう俺。
「いや、それよりそっちこそ何でここに来れた
  の!?つ~か、俺がここに居るって分かったの!??」
そう、そっちの方が俺には謎でしかなく。
だって、もしかしたらLINE後考え直した俺が一
駅歩く選択か、タクシーか、もしくはマネージ
ャーくん選択をしていた可能性だってない訳じ
ゃないのに。
「まず、知らない道、歩いてまで一駅先に行く
  なんて冒険、しないでしょう!?で、タクシー使
  うつもりなら最初からそっちに並んでるハズだ
  し。第一プライベートでマネージャー呼ぶなん
  て事しないじゃない。」
そこまでピタリと自分の性格を言い当てられる
とグッと詰まる。
「……何でそこまで分かるんですか……。」
何だか目の前の相手に自分の全てを見抜かれて
いる事が恥ずかしい様な、悔しい様な。
……でも、嬉しい様な……
上目遣いに、気恥ずかしさを隠す様に恨みがま
しい瞳を向けると。
クスッとそれこそ今更、何言ってるの!?とでも
言いたげに笑われて
「そんなの分かるよ。どれだけ一緒にいて、
   どれだけ長い付き合いだと思ってるの!?」
ってフワッと温かい腕が冷え切った俺の体を優
しく包んだ。
「ほら、冷めたカップはコッチに立てて、コ
  レ、持って。」
すっかり冷たくなったグランデカップを俺の手
から抜き取ると、用意してくれていた、まだ熱
々の某コーヒーショップのカップを新たに握ら
せ、テキパキと世話を焼き始める相手。
「ほら、こんなに頬も、手も、体も冷え切って。
  不死身な武蔵三郎が風邪ひいてちゃそれこそ
  「嘘だろう」でしょう!?」
「別に三郎は不死身設定じゃないわっ!!」
茶化す相手に反射的に俺もツッコミを入れる。

あまりにも自然に、当たり前の様に来てくれる
相手に俺の心からは伝えたい事が次々に溢れる。

何で迎えに来てくれたの!?
わざわざ来てくれたの!?
忙しいんじゃないの!?
俺のために悪いよ!?
ゴメンね。
ありがとう。
でも……嬉しい。
だけどめっちゃ恥ずかしい。
LINE送った時から、実はもう向かってくれて
たの!?

だって、こんな俺の事、理解してくれて、俺の
為に多忙な時間割いてくれて、当たり前な顔で
迎えにきてくれるなんて……
優し過ぎる”恋人”
……俺、幸せ過ぎじゃない!?

「暖房、もう少し上げようか??寒くない!?」
自分のダウンを俺のなでた肩にかけながらそう
言ってくれる相手の存在が嬉しくて。
「……まだ寒い……。」
「えっ!?何処が……っ。」
言いかけた相手の唇を自分の、まだ冷たい唇で
塞いでいた。
一瞬驚いた様に目を見開いた相手だけど。
すぐにフワリと瞳が微笑んで、そのまま俺のキ
スに応えてくれる。
俺の頬に、髪に、首筋に、耳に、触れてくる彼
の指、彼の掌、彼の唇、彼の温度、彼の香り、
彼の温もり。
目の前の相手の全てが愛おしくて、欲しくなっ
て。
普段の俺より少し大胆にペロリ、と相手の唇を
舐めると迎え入れてくれる様に唇が開かれた。
互いの舌を擦り合わせ、絡ませ合い、溢れる唾
液を愛おし気に啜り合う。
互いの体温が馴染み、互いの香りが一つの放香
となる頃。
恥ずかしくも俺の欲は熱を持って主張していた。
それに気づいた相手が俺の欲をパンツの上から
掌全体で撫でさする。
「ち、ちょっと待ったっっ!!」
ウットリと口付けに流され、欲情で霞のかかっ
た頭がハッと現実を取り戻し慌ててその手を止
める。
「いや、さ、流石にこの状況でこれ以上はちょ
  っと……。」
外には強風に吹かれ寒空に凍える臨時バスを待
つ人々の列。
自分もつい今しがたまでその列の一員だった事
を鑑みると流石にこれ以上の行為は憚られる。
「そ、そうだよね。と、取り敢えず走らせよう
  か。」
相手も気まずそうにコホンと咳払いし、そそく
さとハンドルを握り、アクセルを踏んだ。

星空と車のライトが暗闇に溶け合い、幻想的な
景色を作っている。
しばらく無言でその光をカフェオレを啜りなが
ら眺めていると、キュッと空いていた手を握ら
れて。
「まだ指先、冷たいね……。」
と、俺の指先に優しいキスが落とされる。
「あのさぁ、最初は純粋に心配だったから来た
  んだけどさ。実際、触れて、キスして……
  「占拠」中で多忙なのはよく分かってるんだけ
  ど……このまま、何もしないで家に送り届けられ
  なくなっちゃってるんだけど……どうしよう??
  (苦笑)」
困った様に眉尻を下げて情けなく笑う相手に。
俺だって既に心も、体も、同じくらい高まって
いたから。
別にお伺いたてないで、そのまま連れ去ってく
れて構わないのに……。
それが相手の誠実で、不器用で、けれど大好き
な部分でもあるから。
俺も答えるのは恥ずかしかったけど、ツンと唇
を尖らせて、拗ねた様にボソリと吐き出した。
「このまま送るだけっていうなら……今からでも
  降りて、歩いて帰る……。」
「えぇっ!?既に俺も結構昂っちゃってるのに、
  ここで帰られたらそれこそ困る!!」
言われると同時に甘いキスを贈られる。

そうしてこの日、ぼくはチョコレートフォンデ
ュのチョコレートになったみたいに。
トロトロに、甘く、熱く、蕩かされ、舐められ、
愛され、味わわれ……
想定外ハプニングがSWEETな一夜を過ごす結果
を引き寄せたのでした。

もし次の「占拠」でぼくの動きが鈍く見えたら
……まぁ、そういうことです……。(照)

【~終~】

えぇ、こんなご都合主義の、一昔前の還流ドラ
マみたいな「有り得ない偶然」なんて起きない
事は十分、分かっておりますがっ❕
あんまりんも想定外で、結構ダメージで、疲労
蓄積した私の心にはこのくらい甘ぁぁ~ぁい妄
想(栄養)が必要だったんです(´;ω;`)ウゥゥ
だって、ホントに普段使わない電車使って、も
っと使わないバスを待つために寒空に1時間。
スマホの電源が15%を切ったので落とすしかな
く、この強風の北風寒空を乗り切るためにはめ
っちゃ糖分高めの妄想しか術はなかったのです悲しい
私がバスを待っている横で、高級そうな車が
じゃんじゃんお迎えに来て
「イイよねぇ、迎えに来てくれる相手がいるっ
  て……。」
と完全お一人様な私は眺めておりました。
別にひねくれた気持ちはなく。
グランデサイズのカフェオレ片手に、もしこの私
の立場が翔ちゃんで❕
お迎えの人が翔ちゃんダーリンだったら❕
……めっちゃ萌えるっっ❕❕
と、バスに乗り込んでもひたすらこのネタをま
とめるべく、終点まで頭はフル回転して余念の
なかった私です🤣(笑)
「翔ちゃん受け、本当にイイものですね。」愛
お陰様で風邪、現時点でひいてません爆笑(笑)(笑)
心も体も温める翔ちゃんの存在に乾杯です🥂✨